面直し砥石の面直し

中国製の砥石セットを購入した。
砥石は、刃物を研ぐうちに当然ながら摩耗する。
すると、刃が砥石に思ったとおりに当たらないようになり、研ぎむらができてしまう。
そこで、砥石の平面性を復活させるための面直し砥石を使って砥石自体を削る。
砥石セットには面直し砥石も付属しているのだが、どうもこの面直し砥石自体の面直しが必要そうだ。
この砥石の面直しの面を机に置くと、ビタッとならずにカタカタする。
調べてみると、面直し砥石をダイヤモンド砥石で面直しする記事が見つかった。
そもそも、面直し砥石も研ぐための砥石の面直しをするうちに面の平面性が失われるので、定期的な面直しが必要となっているが、これには疑問が生じる。
面直し砥石の面直しにこだわるくらいだから、研ぎ砥石も何枚か持っているはず。
異なる砥石の面直しをしていれば、面直し砥石の摩耗の仕方は極端に偏った摩耗ではないはず。
であれば、面直し砥石の面直しは最初に一度だけやればほぼ不要なのではないだろうか。
とりあえず、我が家の3000番のダイヤモンド砥石が活躍することになる。
そもそも、ダイヤモンド砥石を使えば普通の砥石の面直しもこれで間に合うのかも知れないのだけど、どうも水を含ませた砥石同士をくっつけた状態で圧をかけて擦っていると、砥石同士が固着するようだ。
確かに無数の微小な穴のあいたものに水を含ませて圧をかければ、内部の隙間が吸盤のような役割となり、固着するのは理屈が通る。
どうしてもとれなくなったとしても、乾燥すれば取れるはずなので問題はなさそうだけど、固着するほどならその時点で面直しは完了しているとも言えるだろう。