2023年21回目釣行

能登島カセ。
今回はおうた民宿に前泊しての釣行。
おうた民宿の隣にある島田渡船も同じようにカセへの渡しをしてくれるところで、そちらは利用していたが、以前からおうた民宿は気にはなっていた。
せっかくなので妻と利用した。
一泊二食で税込み1人9900円で利用可能。
カセへの渡船は2人ならば、1人税込み3300円。
頼めば氷も販売してくれるが、こちらはそのまま潮氷にすると、溶けた氷で塩分濃度が下がるのでおいしく持ち帰りたい人にはあまりオススメしない。
宿泊すると、氷問題をクリアする必要がある。
ヒレで破れない袋に氷を入れて冷やすようにするしかなさそう。
釣り客には朝はオニギリを準備してくれるのは嬉しい。
夕食は当然魚料理ずくめ。
黒鯛は今まで美味しいと思わなかったのだが、刺身、ムニエル、フライにアラの味噌汁と正直苦手だった黒鯛づくし。
これが想像外に美味しかった。
湾奥なんかで釣れる黒鯛と違い、ここのチヌは旨いと女将さんは説明するが、撒き餌をタラフク食った個体は臭いとも思ったが、実際は臭みもないのだから、ストックされている個体がケタ違いに多いのだろう。
さて、肝心の釣行結果。
狙いは尺アジメインのオマケでカワハギ。
天候は最悪で、波こそ無いが、冬並みの寒さに雨風で体感気温はまさに冬の屋外。
通常の耐水圧のレインウエアを着ていたが、雨が染み込んで、下の服もすっかり濡れネズミ。
ゴム仕立てみたいな完全防水じゃないとダメだね。
アジとカワハギの2本立てでお互い2本ずつ竿を出す。
カワハギの方はアタリ無し。
アジはコマセのアミブロックが溶けていなくて、朝マズメを逃す結果に。
溶けてからコマセを作り、早めに打ち返していると、1時間ほどで妻にアタリ。
残念ながらこれはバラしてしまった。
30分ほどでまた妻にアタリこれは無事に取り込み、当日最大の尺アジ。
その後、40分に1度くらいのペースでアジが回ってくる。
釣れるには釣れるが、全て妻。
潮上が自分の釣座なので、こちらで打つ撒き餌で妻のサビキにヒットするパターンなのだが、距離は1.5メートル位しか離れていないのだから、こちらのサビキにも食ってくると信じたが、音沙汰なし。
釣れたと思ったら、40センチオーバーのボラだったり、25センチほどの黒鯛。
アジは上カゴにサビキ、6号のオモリ。
オモリ着底で2回ほどシャクリ、ハンドル2巻。
これでオモリが海底から1.6メートルほど浮いた状態。
さらに軽めに一回シャクって、船べりにロッドを持たせて放置。
オモリが海底から1メートル位のところで待つイメージ。
アジがヒットするのは一番下の針ばかり。
3週間前は3巻して掛かりは真ん中位の針が多かったので、棚はさらに下ったことになる。
水温はほんの少しだけ低くなっているだろうから、高い水温が好きなのだとは一概に言えない。
雨の後ということもあり、塩分濃度とプランクトンの棚がたまたま釣れた辺りだったとしか考えられない。
カワハギとの仕掛絡みが酷く、アタリも無いのでカワハギ仕掛けは撤収。
最後のサビキのアタリは合わせたら巻き上げ中にPE部分でラインブレイク。
仕掛絡みの際に、牡蠣棚ロープに擦れてキズが付いていたのだろう。
寒いし、予備の仕掛けも準備していなかったので自分の釣りは終了。
妻はポツポツと釣れていたが、潮上からの援護コマセがなくなったのでアタリも止まる。
寒さに耐えきれず、早いが11時に迎えをお願いして上がり。
結局、妻が釣ったアジが5尾と小ぶりの本カワハギ、チヌを持ち帰り。
尺アジ、チヌ、カワハギはその日のうちに刺身で。
カワハギは肝が余り無かったので、身だけ。
あ、撒き餌で湧いたサヨリが1尾サビキに引っかかったので、離しても死ぬだろうから刺身で食した。
残りのアジ4尾はアジフライ用に捌いて、保存してあるキスのフライと食べ比べ予定。
妻に使わせたケイムラサビキの実力を知らされた。
潮はそれほど濁って無かったし、水深も3週間前のカセより浅かったのだが、これほどまでに釣果に差が出るとは。
だが、上州屋のサビキは高い。
冬はサビキを、手作りしようかな。