正直なところ、釣りのターゲットとしては自分の中ではランク外の魚種だった。
昨年AmazonのfirestickTVを購入して、パソコンではなくTVでYouTubeを観るようになって変化が。
スーパーで見かける鯵は20センチほどまでが多い。
自分の中では、スーパーでお手軽に購入できる魚はわざわざ釣らなくても良い魚。
だが、鯵は実は40センチほどになったものが釣れたりする。
流石に40センチの鯵はなかなか釣れないが30センチの尺アジはそこそこ現実的なターゲットになる。
そして、これの釣りがとても楽しいことを知った。
2023年、妻は尺アジを釣った。
私は27センチ止まり。
なので、尺アジの引きは知らないのだが、妻いわく、手が痛くなったそうだ。
27センチでもその引き込みの強烈さは驚きだった。
そして、釣ったあとにキチンと絞めて持ち帰った鯵は旨い。
刺身はもちろんのこと、鯵フライも身の厚いものは絶品。
個人的な考えとして、釣りは釣りに行くまでの過程や準備も楽しむべきだ。
特に工夫の余地がある部分である仕掛は可能な限り手作りしたい。
というわけで、サビキ針を作りたいと思ったのは自然な流れ。
釣れるサビキ仕掛けはソコソコ高級。
とはいえ、一組が400円ほどなので勿論買えない値段ではない。
よほどグチャグチャにならない限り2回ほどの釣行には使えるはずなのでグチャグチャになるケースも考慮して平均すれば3度の釣行で2枚ほど消費することになるだろうか。
手作りサビキもそれほど材料費が安いわけでは無いので、同じ針数のサビキを作れば、市販の四割りくらいの原価になるので、作る手間を考えたらコスト削減よりも楽しみ重視になる。
だが来年は鯵を狙う機会を増やそうとしているので、自作サビキで周りよりも釣りたい。
作成に必要なものは全て発注済み。
これにかけた値段で高級サビキ仕掛が15枚以上買えるので頻繁に鯵釣りに行っても2年分のよく釣れるサビキ購入代金ほどになる。
だが、自分が考えて作る仕掛がハマった時の快感は釣人ならではのもの。
釣人はエゴイストなのだ。