令和6年度の概算要求の総額は160億円を超える。
この金額は1つの省庁のものではないが、民間人である人から見ればかなりの金額と言えるだろう。
この予算を使ってやっていることは、ハザードマップの作成と今から30年以内に大地震が起きる確率を色分けした地図くらいしか思いつかない。
多分地質調査とか、プレートをどうやって正確にとらえるかとか、そんなことをやっていて、それらに必要な費用はバカ高いのだろうという予想位はできるが、だからどうだというのだ。
そもそも、近々の地震予測すらできてきないのに、数十年先の地震予測など本当にできるのだろうか。
確かに活断層は地震被害を大きくする地域、言い換えれば大きな地震が起きる可能性の高い場所だろう。
だが、肝心の活断層がどのように動くかなど予測して正確なシミュレーションができるようになるのは、一体いつのことか。
そして、地震被害が多ければ多いほど、いつか役に立つという根拠のない考え方から、この予算は増えていく。
すごく難しいけれど、できそうな気がするものは、錬金術と同じように、なかなか否定されることはない。
地震予測はできないことを証明しようとする研究があるらしいが、こちらも悪魔の証明でしかない。