こういうのを詐欺とは言わないのか

メールマガジンで2024年2月1日からメール配信者にはドメイン認証が義務付けられますといった内容のものが届いた。
確かに、gmailなどではドメイン認証されていないメールが受信されなくなることは事実だ。
それに、特定電子メール法についての記載もあり、これに違反すると罰金が科せられるようだ。
つまり、スパムメールの送信のためにドメインやメールアカウントが乗っ取られた場合、特定電子メール法に違反したとして罰せられてしまうことになる。
勘違いしないでほしいのは、メールヘッダの送信アドレスはメール送信時に好きなアドレスが設定できてしまうため、アカウントが乗っ取られていなくても偽装メールを送信できるということだ。
真の送信元のメールアドレスはメールヘッダのreceivedに書かれている。
メールソフトでは、メールヘッダのfromに書かれたメールアドレスが表示されているのが普通で、これは送信時に自由に設定できるものだ。
2月1日以降も受信先のメールアドレスがgmailのものでなければ配信したメールは届く。
ビジネスとして、人を不安にさせて商機を得るというのは、どうも好きになれない。