初のアブガルシアのスピニングリール

アブガルシア。
スウェーデンの釣具メーカー。
最初に買ったベイトリールが名機と言われたUC4601。
丸型でキャスト性能に優れると言われるモデルだったが、まともにキャストできることなく、ベイトリールを使いこなすことは無理だと思わせられたモデルだ。
それ以降、アブガルシアの釣り道具として購入したのは、ベイトロッド2本。
最廉価モデルのベイトリールであるBlackmax。
これだけ。
ベイトロッドは2ピースの同じモデルを2本購入しているのだけれど、バット側とディップ側の組み合わせは決まっているというか、元の組み合わせと違うものだと込みが合わない。
ヘラブナ釣りをしていた時、SHIMANOの竿で穂先が魚に持っていかれたとき、釣具店で穂先を注文する際に穂持ち以降も預けていたので、ブランクスは工業製品とはいえ、バラツキが大きいのだろう。
話がずれてしまったが、バイオマスター3000の代替品として、あまり高くなく、剛性があるものを探していた。
候補としては皆がアホみたいに絶賛するDAIWAの23レガリス、20レブロス。
SHIMANOの21ナスキー、22ミラベル、21アルテグラ、23セドナ。
候補たちの価格帯は6000円から12000円となかなか幅がある。
サイズは2500番のシャロースプールモデルでハイギアにも重量にも拘らないが、強度は必要。
なので当然ハンドルはネジ込み式。
できればドラッグはスムーズであってほしい。
満足度を考えると、21アルテグラ一択だし、手持ちのアルテグラはトラブル知らずでこのシリーズへの信頼度も揺らぎない。
引っかかるのは価格だけ。
最近購入しているベイトリールの金額を予算にすれば、21アルテグラは2台買えるのだが、サヨリとアジサビキ釣りにしか使わないのに、巻き性能だのそんなのは要らない。
求めるのはトラブルレスであること。
心地良さはそれほど重要視しない。
リールメーカーとしてみれば、世界的にSHIMANOとDAIWAはワンツーのポジションだろう。
だが、アブのリールはかっこいい。
アンダー10000円のリールを3機種勧めるYouTube動画の中で、ぬこまた釣査団の隊長である大西氏がアブのスーペリアというリールを推していた。
2019年に発表したモデルなので当然最近のものにテクノロジーでは敵わない。
しかも海外製品なのだから、2大巨頭に性能が勝てるわけはない。
だが、調べてみるとこのリール金属のモノコックボディでデザインもかなりいい。
唯一気になるのは、糸よれ。
実は、トラブルレスのアルテグラには今では標準装備である、糸よれ抑止のラインローラーが使われていない。
なので、テンションをかけずにリトリーブしていると、ピョン吉と言われる状態やモモってしまうという最悪最強のトラブルに見舞われる。
糸よれ抑止の考え方はどこのメーカーも同じで、スプールにラインを巻き付けていくベールのラインローラーでラインをねじる方法が取られている。
ここでスムーズにラインをひねるには、ラインローラーがラインに合わせて回転する必要があるらしい。
つまり、ラインローラーの回転性能が高くなければ、ラインローラーの形状が糸をひねるようになっていても、ラインがローラーの上を滑るだけで糸はひねられず、ねじれが蓄積されていく。
アブのスピニングリールのラインローラーの形状も当然糸よれしにくいものになっているはずなので、ここの回転性能を高めることが肝心。
スーペリアはここにプラスチックブッシュが使われているので、ベアリングにすれば回転性能は飛躍的に向上するはず。
というわけで、スーペリアの2500番シャロースプールモデルと適合するベアリングを購入した。
だが、ラインローラーで糸よれは多少は防げるというが、結局縒れる向きと逆のよじれを発生させないとダメ。
市販の糸よれとりは、キャストして巻き取る時にスピニングリールの巻き取り時のスプールと逆に回転するというもの。
YouTubeではトップウォータールアーのペラにおもりを付けたものを使っていた。
流石にこれだと捻れすぎ。
糸よりトレールとかそんな商品名のものは、棒状のシンカー表面にネジみぞみたいなものが切られている。
確かにこれなら、水流を噛みすぎないので適度な逆回転ネジレができそうだ。
こんなのが二本で1000円ほど。
冬場だし、中通しオモリにステンレス線を入れて、それ三本で薄っすらとみぞっぽいものを付けた。
これでも十分に回転するだろう。