日本のGDP

日本の名目GDPが、世界4位になった。
名目と実質のGDPがあり、どちらがどうかというと、名目は実際に取引された金額によるもので、価格が上がればGDPも増える。
日本国内の物価は上昇したが、名目GDPはドルベースになるので、円安では名目GDPが低下するのもやむを得ないところもある。
そもそもGDPとはなにか。
国内総生産とは、その国が作ったものの値段から原材料費を引いた金額の総合計。
物を作っても国内消費は人口が減っているので、こちらの伸びはマイナスになる確率が高い。
となると、輸出金額がどれだけかでGDPの伸びが図れる。
昔の話になるが、日本は超輸出超過国家で、海外から日本製品の輸入を制限する動きさえあった。
輸出制限されても、日本製品を買いたいというリクエストは多く、メイド・インジャパンは世界の憧れだった。
それが今ではどうだろう。
見る影もないとまでは言わないが、メイド・インジャパンのブランド力は高くない。
新しいことが苦手な日本人は先んじた国の物をより安く作ることで世界を席巻したが、今では日本が考える新しいものはガラパゴス化した製品としてしか認められないでいる。
どこで、日本は躓いたのだろうね。