属人化

ここで言う属人化とは、その人にしかできない仕事のことを言っている。
もしも全ての仕事が属人化しなくなったらどうなるだろうか。
経営者は属人化の解消は大賛成だろう。
誰でもできる仕事であるが、誰かがしなければいけない仕事であれば、支払うお金が最も少ないところに頼めば良いからだ。
小泉元総理は非正規雇用を爆発的に増加させた張本人だ。
彼は、今のような非正規雇用の増加を望んでいたのだろうか。
彼が夢見ていたのは、プロ集団の非正規雇用だろう。
と、信じたい。
誰にでもできそうな仕事をやる人と、やってくれる人を求める企業の仲介業者だけが増えて、プロ集団なんていうのはほんの一握りにも満たないのが現実だ。
だが、従業員の仕事の属人化を嫌う経営者も自社法人への属人化は大歓迎だ。
ちょっとした工夫でどこでもできる仕事であっても、うちにしかできない仕事だと言い切ることができれば、仕事が無くなることはない。
誰しも、自分は特別だと思いたいのだね。