各地で原発が再稼働する。
電力会社は円安で輸入燃料では赤字になってしまうし、ソーラーパネルでの発電も値段が下がったとは言え買い取らなくてはいけない。
政府としてもライフラインの国民負担金が増えるのを抑えないと、増税できないからせめて電気料金だけでもとの考え方があるので、再稼働には反対しない。
電力は地産地消ではない。
人口の多い地域に、人口の少ない地域に作った発電所から電気を送る。
原発は二酸化炭素を排出しないクリーンな電力だと言うのは、けして間違いではない。
ただ、事故が起きた時にはまさに致命的な問題を起こす。
そのリスクを無くしたいのであれば、高い電気料金は認め、二酸化炭素濃度を高める生活を継続するしか無い。
結局最後には、地球の資源なんて使ったもん勝ちなのだ。
世界中の一部の人間が二酸化炭素排出量を減らすためにやった努力とその成果は二酸化炭素排出の削減をした人間ではなく、二酸化炭素の削減など気にせずに自分たちの快適な生活を優先した人たちがその恩恵を享受する。
未来の子供たちのためにやれることをやりましょうなんてのは、ただの欺瞞だ。
資源を使って、富を蓄えたものが最後には笑うというのは、地球上の歴史でも繰り返されたことで、未来永劫変わることはない。
最終的に人間が住めなくなる地球の未来は、全人類に平等に訪れる。
新たな環境に適合した生物が人類の滅びの後に、この地球上に生き残るだけの話だ。