経済に対する責任論

日本の有権者はおめでたいので、相場の暴落や不景気が政治の責任であるとは考えない。
まやかしの経済浮揚にはありがたがって、あれ?そんなに生活は楽になってないのに景気はいいらしいぞ。もうすぐこちらにも恩恵が預かれるだろうと考える。
別の考え方をすれば、ダメな子に期待してないので成績が悪くても叱らないバカ親だと言える。
たまに、いい成績を取ってくるとベタ褒めになり、しかも良家に滅法弱い。
海外の有権者が正しいとは言えない部分もあるが、ここまでひどい失敗を繰り返したら、原因が政策にあろうがなかろうが、政権に対してNOを突きつける。
日本は明治維新以降、政治の主権が徳川幕府から薩長に移っただけで実態も政治のレベルも何ら変わってはいない。外国からは有権者であることを有効に使ったことのない民意度の低い国民だと考えられていないか心配だ。