生成AI

こんな仕事をしていながら、ブログであまり触れてこなかった。
今時点では、生成AIで何ができて、どのように効率化を図るかということばかりが騒がれている気がする。
そもそも、生成AIはぽっと出てきたたまたま見つかった技術ではない。
設計した技術者たちがいて、どんなことができるようにするか考え抜いた結果が今のそれなだけだ。
少なくとも日本はどんなことができる生成AIを作るのかを考えなければいけないのだが、かなりハードルは高い。
少し前のBIGデータの蓄積と管理すらきちんとしたものができているのかどうか怪しいのだから、蓄積されたデータの特性と利用方法を紐付けするに至るには、気の遠くなるような時間がかかる。
せいぜいできたことは、ネットモールの顧客情報と販売データ、検索データを蓄積する仕組くらいなのではないだろうか。
膨大なデータを維持するためのインフラ費用と効果だけを考えて、データの取捨選択を行った可能性は高い。

だが、日本人は統計データから製品を作ることが苦手な訳では無い。
ウォシュレットのノズルの位置や噴出角度や強さは統計から設計したのだ。
世界中のどこにもそんなことを考えたメーカーは存在しなかった。
今こそ踏ん張るタイミングなのだけどな。