日本のリンゴ南限

埼玉県の蕨が南限らしい。
地元でも果実農業としてのリンゴ栽培は行われているが、蕨よりも北なのだろうか。
気になったら調べられるものは調べる。
北緯はそれぞれ高岡市が37’36、蕨市が35’49。
緯度は赤道が0なので、高岡市の方が北になる。
蕨市のリンゴ栽培品種は秋ではなく、6−7月に収穫期を迎える品種で夏の暑さが果実の充実期に影響を与えないようなものらしい。
南北に長い日本では色々な農産物が南限と呼ばれる制限で作ることができなくなっていく。
農業は作るものを変えていけば良いという単純なものではない。
ノウハウがあり、育成過程でのタイミングに応じた作業を行わなければ、収量も品質も十分なものはできない。
世界一の種苗技術を持つ企業が日本にはある。
果樹については、それ自体が収穫できるまでに数年を要する。
まさに日本の食卓が変わっていかざるを得なくなる。
過渡期においては飼料作物を食べ方を工夫して人間が食べざるを得ない時期も来る可能性はある。
AIのために発電量を3割増やす時代はもうすぐそこ。
どう考えても、温暖化ガス排出量は増えるこそすれ減少することはありえない。