釣りをする人ならば、サビキとかに使われる色のことね、位は分かるだろう。
ケイムラとは蛍光紫のことだが、紫外線で光る塗料のことだ。
海中で可視光線が届く水深よりも深いところでも、波長の短い紫外線は届く。
ケイムラは紫外線発光するので、日中なら深い場所でも目立つ。
魚やプランクトンでもケイムラと同様に深い場所でも発光するものがいて、それらを捕食する魚がいる。
ケイムラではそれらの餌と同じような発光になるので、食ってくるわけだ。
太陽が沈んでしまうと、紫外線が当たらなくなるのでケイムラは光らない。
そんな状況では蓄光塗料の方が目立つ。
とにかく日中の水深がそこそこある棚ではケイムラ仕掛けがよく釣れるので、ケイムラを使った製品が増えている。
ケイムラスキン、ケイムラティンセル、ケイムラ魚皮。
ちなみに、サビキ仕掛けでエビのアイポイントを付けた針のものがあるが、あれは可視光線の届く水深では効果的だが、水深10メートルを超えるような棚ではケイムラの方が圧倒的有利。
ここまでは壮大な前振り。
ケイムラを駆使した自作サビキ針で、今年の能登島アジを狙う。
去年は市販のケイムラサビキで釣れた。
そうなると、やはり自作で釣りたくなるのが、一生の趣味として釣りを楽しむ人のさがだろう。