ジェノサイド

イスラエルはジェノサイドの標的となったユダヤ人による国家だ。
歴史上ジェノサイドのターゲットとなったのは、ユダヤ人だけではない。
アメリカ大陸の先住民族もそうだし、アイヌもそうかも知れない。
イスラエルが違うのは、ユダヤ人はヒトラーにより本気で滅亡させられようとした近代世界で唯一の民族だという点だと思っている。
イスラエルは中東の宗教問題を起源とするテロ組織に対抗するために、米国が全面支援して軍事力を保有した国だ。
今でも、中東の防波堤と認識しているからか、もっと根深い理由で米国がイスラエル支援をするのかは分からないが、イスラエル人はジェノサイドされそうになったことを忘れていない。
ようやく得られた国家を脅かす存在には徹底的に対応する。
イスラエルが悪者であるように感じている人が少なくないのも分かるが、仮に日本がジェノサイドのターゲットとなり、国家をうばわれて北海道にようやく自国を持てたとする。
その状況で青森で軍事行動が起きて津軽半島を越えて自国に被害を受けた時に報復措置に出なければ、どうなるだろう?
平和ボケは悪いことではないが、考えるべきことは必要だ。