普通なら新政権の支持率は高いものと相場が決まっている。
だが、石破政権の支持率は28%。
驚くほど低い支持率だ。
まだ何も始まっていないのに、支持率で騒ぐのもおかしな話だと思うが、支持しないとした人の理由は想像できる。
日経平均株価が大きく下がったことが最大の理由で、2番目の理由は裏金議員への対応だろうか。
衆議院解散選挙は、自民党の禊であり、石破首相本人は裏金に関与していないのだから、解散総選挙をやる必要性は低かった。
皮肉なことに衆議院選挙で石破政権の寿命が短くなり、株価が戻ることを期待している人も少なくないだろう。
経済浮揚に対しては、どの総裁候補も具体策など持ち合わせていない。
そりゃそうだ。
たかが日本の首相が経済を浮揚させることができるなら、そんな楽なことはない。
かのアベノミクスでさえ、国民を踊らせ、企業だけが浮揚して、さぁ次はわれわれ国民だと雛鳥よろしく何もできない国民が巣の中でピヨピヨ口を開けて鳴いていたが、大した餌は貰えなかったのだから。
たちの悪いことに、景気を悪くすることは、首相なら簡単にできる。
マイナス要因に対して市場は素直に反応し、プラス要因に対しては逆張りする輩が多い。
さて、選挙結果で自民党が大敗したら株価は大きく下がるし、現状維持するようでも、株価は下げるだろう。
そしてその結果は石破政権の責任になり、さらに支持率が下がる。