架空党員

田畑議員が勝手に自民党員を登録していた問題でヤフコメでは、誰でもやっていることで自民党では当たり前みたいな書込みがあった。
忘れないでほしいのは、自民党総裁選挙では自民党員の投票結果が影響するということだ。
党員の一票の重みは国会議員のそれに比べれば重くはないが、総裁選挙への影響は確実にある。
世論調査の結果と、実際の党員投票の結果に乖離があることが不思議だったが、これで納得した。
つまり、国会議員が架空党員を大勢抱えていた場合、名前貸しした人にお願いすれば、党員の意思ではなく議員の意思が総裁選挙に反映されることになる。
自民党総裁は事実上の宰相となる。
これが選挙違反とならないなら、自民党の総裁選挙など国会議員の投票だけで済ませれば済む。
富と権力が集中することは、防ぎようがないことかも知れないが、あまりにも浅薄で愚かな議員選出がなされていると思ったとしても、それが自分に不利益でなければ良いとする有権者がいかに多いことか。
不思議なのは、前回の富山一区で若者層の投票支持で田畑が勝っていたこと。
彼等の選考基準が何なのか?
全く理解できない。
学校の生徒会長選挙でもしている気分なのか。
公職選挙法違反とはならないが、架空党員を作ることは総裁選挙を操作することに加担するということになる。
実害は出ないとかそういう問題ではない。
それならば法に抵触しないことならば、何をやっても構わないことになる。
闇バイトのリクルータなどは罪に問うことなどできないだろう。