若い世代の就業定着率が下がってきている。
年齢の高い世代では、勤めている企業を辞めようと考える人は減少していく。
一方の雇用側は若い世代には辞めてほしくなくて、年齢の高い世代には退場願いたいと考える企業もあるだろう。
しかし採用が思うようにならない企業では、利益が出る間はどんなに高齢だろうが退職してほしいとは考えない。
いずれ、一般企業でも官僚のように年齢を重ねて生き残るのは難しいところが出てくるかも。
一流大企業に就職できても、何歳までにここまでのキャリアを積まなければ、関連企業に出向させられるとか。
就業受皿のセーフティネットは中小、零細企業が担うという構造も十分に考えられる。
一部の経営者は労働力も生産資源の一つとしてしか捉えていない。
それは合理的ではあるが、それが完全に受け入れられるには、自らも能力が無ければ淘汰されことを無条件に受け入れる必要があり、ダメージは蓄積されない仕組みができていないと不可能だろう。