尻に火がついた

田畑の不正党員登録の件で先だっての衆議院選挙で県連支援を強行した富山市の自民連。
自分達が支持する候補を信用しないというのは俺達を信用しないということかと言ってのけたとか。
結局アンケートどころか身体検査もろくに行わず、新たな不正疑惑が浮かび上がることになったわけだが、今さら自分達も騙された被害者だと言うのだからある意味田畑よりもたちが悪い。
このまま田畑支持を続ければ来年の市議選で負けるかも知れないと考えたのだろう。
一転田畑悪しに方向転換。
田畑に投票した人も、自分たちは騙されたと言うのだろうが、少なくとも裏金を作り、禁止されている個人からの寄付行為としか考えられないことをやっていたことがわかっていた議員に一票を投じたのだから同罪だろう。
もっとも、その人達が田畑に議員辞職を迫る行動でもするのであれば、過ちを正そうとしているのだろうという見方もできるが、そうではない。
恐ろしいのは、彼を20-30代の有権者が多く支持していると年代別投票傾向が示したことだ。
彼等はもしかすると、犯罪まがいのことをする議員だとしても自分達の未来を託せるなら支持するとでも考えたのだろうか。
だとしたら、それは大きな勘違いで期待外れだ。
何故なら田畑は5期目の当選を果たしたが、ただの一度も議員立法を提出していない。
つまり、政治家としてやりたいことが無い議員だと言えよう。
彼に言わせれば、不徳の致すところとかより良い提案を行おうと考えるばかり、消極的になっていたとか何とでも取り繕うことだろうが、よく調べもしないで何もしない議員を、おらが町の代表だといって富山一区の有権者達は送り出してきたのだ。
国会議員の収支報告では田畑が県内の国会議員でトップだった。
議員としては無能だが、金を集めることには長けていて、いざとなったらアホな振りして責任能力などないと思わせるのだから大したものだ。
国会議員としての活動実績が党内の委員会とかの委員長とかだとするなら、そんなものは学校のPTA役員と同じだと考えた方が良い。
適材適所などとは無縁で順番が回ってきたら誰でもできることだとしか考えていない。
何しろ、生稲晃子とかスピードの不倫議員ですら、何とかの副委員長になれるのだから、当選回数と政策能力の優劣の関係性という全く根拠のない人選だと考える人も少なくはない。