明治維新がことの始り

江戸時代は身分制度があり、恐らくだが人口が減少したのは侍だけだったのではないかとふと思った。
侍だけは、良い暮らしを守るために学問や剣術などに力を入れていた。
今でいうところの学歴社会が武家には適用されていた。
最終的に武家社会は無くなったのだけど、維新が無ければ、その数を減らしながら武士以外から搾取して武士は存在を維持できたかも知れない。
日本の改革派は欧米の議会制民主主義に陶酔した。所詮は武家社会の中だけの革命でしか無かったが、それを日本の基礎とした。
あの時、日本は日本人のための平等な社会の構築のためには当時の先進国に倣って海外他国の植民地化が必要になるなどとは思いもしなかっただろう。
食べ物に困るわけでもないし、僅かながらの国内産出資源で当時の工業生産には事足りていたからだ。
あの当時に圧倒的に資源が足りなくなることに気づいていたなら、今の日本の形は大きく変化していたかも知れない。
江戸末期の日本の人口は3400万人。
これが日本の適性人口だったのかも知れない。
今の人口の1/3くらいが他国情勢に左右されにくい国家規模だと考えている学者もいるだろうか。