蛍光灯製造禁止

2027年末で蛍光灯の製造、輸出入が禁止される。
自宅の照明器具はほとんどLEDに変えてはいるが、それでもまだ蛍光灯を使っている箇所もある。
実家に至っては、半分ほどはまだ蛍光灯かも知れない。
使用が禁止されるのではないし、在庫があるなら販売されるので2028年中に世の中から蛍光灯の照明器具が消えるわけではないだろう。
何故、蛍光灯が製造禁止となるのかというと、蛍光管の中に僅かながら水銀が含まれていて、これが環境に悪いからだそうだが、環境に良くないものを排除するのであれば、生分解しないプラスチックも製造禁止とすべきだろうし、原発は使用済み核燃料の放射能リスクをゼロにすべきだ。
結局のところ聞こえは良いが、できるところから始めようという言葉で都合の良い優先順位のもとで取捨選択が行われるのだ。
医師免許を持たないと医療行為は行なってはいけない。
では、世の中に設置されたAEDを使った心肺蘇生は医療行為には入らないのか。
線引が難しいと悩むことはない。
全ての社会ルールは必ず特定の誰かに利益をもたらすように決められて、ご丁寧にも権益を保護するための罰則まで設けられる。
つまり、今の世の中では、どんなに綺麗事を並べ立てたところで、他者とは関わらずに生きていくことが最善手なのだ。