木村岳史の極言暴論という連載記事が日経で出されている。
この連載では日本のITがいかにダメで、それは開発サイドだけでなく、利用者サイド、政府政策にも及んでいるかということを毎回言っている。
正直なところこの極限暴論は理想だけをグダグダ言うだけで、何も解決することはないので、あまり好きではない記事だった。
もちろん、ここで書かれる罵詈雑言に気付いてすらいないIT関連の人は大勢いるので警鐘にならない訳では無い。
だが、少しまともなIT関連の人ならば誰もが分かっていることで、どうすれば良いのか考えている人だっているだろう。
圧倒的に足りないのが百歩譲って危機感だとしたところで、猿なみの能力しかないところにスーパーマンの活躍を促してどうなるというのだ。
政治家の論理みたいで嫌なのだが、青臭い理想論が正論だったとしても、解決手段が提示できないのであればむしろ毒にしかならないと思うのだ。