ライセンス料金が大幅に高くなり、サーバ運用をしている企業は次期の仮想環境を何にしようかと悩んでいることだろう。
全く気づかなかったが、開発環境で多く用いられるvmware workstationやplayerのライセンス変更。
playerは商用利用できないからほとんどの企業では利用できないと思われがちだが、商用ライセンスを購入すれば使える。
だが、ライセンスを購入するのならばworkstation proの方が圧倒的に便利だ。
理由は昔このブログで書いたので書かないが、多少の価格差があったとしてもproを使う方が良い。
話を戻すと、2024年の12月にworkstation proが商用利用可能になった。
vmwareがbroadcomに売却されて、これらのライセンスは2024年の5月と11月に見直しがなされているがついに12月に商用利用可能になったのだ。
もしも、この機会に仮想環境を使った開発環境を構築したいのならこのライセンス体系が変更される前にダウンロードして使い始めるべきだ。
12月の無償化に伴い、サブスクライセンスを持っているユーザーなどはそれによって付与されるサポート程度しかメリットがなくなったが、サポートを受けなければいけないのはハードウェアが少し特殊な使い方をしているとか、外部とのネットワークと仮想マシン群で構築した社内サーバーとの通信を仮想サーバで準備したファイアウォールで制御したいとか、そのようなケースがほとんどなのではないだろうか。
現在broadcomから提供されるものはそれに対してライセンスの無償が担保されている。
仮にこの後でバージョンが上がり、有償サポートになるとしても、バージョンアップさえしなければ、商用利用によるライセンス違反にはならない。
この記事を読んでいる方で仕事でvmware playerで商用利用での設計や開発をしている人。
もしも、playerに商用利用できませんと表示されているのを、そのまま使わされているとしたらそれは明らかにライセンス違反だ。
ライセンスはあるが、普通にダウンロードしたものを使っているだけなのだとか、そんなのは先ほどのライセンスの考え方では全く意味がない。
今使っているものに対して、ライセンスがどうなっているかだけが問われること。
原付免許を持っていて、違法な海外製の原付バイク相当のものを公道で乗り回し捕まった時に、自宅に原付バイクを持っているのですぐ乗り換えますから問題ないですよねと言うのと同じだ。