ウクライナ侵略戦争

トランプが大統領となり、この戦争が大きく動こうとしている。
米国がウクライナへの軍事的支援を止めるとしている。
戦争は金がかかる。
小国が戦争を維持することが困難なことは第二次世界大戦での日本は身を持って解っている。
では、米国が軍事支援をやめたときに、日本やヨーロッパはどうするのか。
米国に右ならえで支援を止めたなら、ロシアは一気にウクライナを蹂躙し、事実上ロシアの属国となるだろう。
確かにこれでこの戦争は終結するかも知れない。
だが、大きな遺恨がウクライナには残る。
その恨みはどこに向かうか?
手を差し伸べておきながら手を引いた国々に対してなのか、それともロシアに対してか。
元々、この戦争の発端は何だったのか。
戦争が長引いてしまい、戦争の大義がボヤケてしまっている。
発端はウクライナがNATOへの加盟を進めようとしたからだ。
ロシアにとって、NATOは軍事的脅威であり、NATO加盟国となったウクライナと国境を接することは軍事的リスクが一気に高まる。
それを阻止するには何か言いがかりをつけて、ウクライナの現政権を無くす必要があったから侵略という行為に至ったとされている。
プーチンは軍事衝突が発生する状況で、諸国がウクライナの軍事支援をここまで行うとは想定していなかっただろう。
だが、支援は軍備提供のみで、自国軍を派遣することはしない。
軍を派遣してしまうと、直接交戦となり全面戦争に発展してしまうからだ。
軍事的決着がついた時、敗戦国には損害賠償が請求される。
条件がどれだけ悪くても、このままではウクライナが和平合意するしかなくなる。
ゼレンスキーは責任を取って退陣し、ロシア寄りの政権が誕生。
NATOへの加盟など無くなってしまう。
それが、2025年内なのか来年に持ち越されるのか。
それで、何が変わるのか。