一部の企業では大きく賃上げが実施される。
マスコミで取り上げられるのが大手中心なので、まるで世の中賃上げラッシュで所得が増えている人がほとんどなのかというと、けしてそうではない。
いわゆるサラリーマンの中で、大企業に勤めている人数の比率なんて、そんなに高くはないと言いたいところだが、実は大企業の定義は緩くて意外なところも、大企業だったりする。
その全ての大企業でマスコミが言うような景色のいいベアが実施されることはない。
賃上げの原資がどこなのかと考えると、原材料費が上がり製品を高くした分で、下請けへの支払を増やさなかった分がそれなのだ。
一部週刊誌でトヨタの下請イジメみたいなことが書かれたりするが、製造業の理想みたいにされてきたカンバンとかJITなんてのは下請けイジメ以外の何物でもない。
そりゃそんな事すれば、利益率は高くなるに決まっている。
世の中の賃上げで確実に生活が潤うのは公務員。