石破の金券問題

前回の衆院選で初当選した議員を食事会に招いて、事前に10万円の商品券を配っていたことが、政治資金規正法の政治活動での寄付に当たるのではないかと騒がれている。
会見でこれを言った記者に対して、規制法の第何条何項に停止抑するのではないかとの質問なのかと問い詰めたことが、小学生の何時何分何秒のことだと言うのと同じだという意見もあるようだ。
金券については、すべての議員が返却したとのことなのだけど、もしこれが生前の安倍首相だったら新人議員は金券を返却して、そのことをSNSで発言しただろうか。
もちろん、金券を渡す際に秘書が因果を含めて渡すだろうから、まずこんな問題にはならないだろう。
石破首相には清廉な政権を期待していた人が多くいたことは間違いない。
ここにきて、政治と金の問題で叩かれてしまい、内閣の支持率は急落してしまっている。
だが、小学生かと言うのは面白おかしく人目をひく表現をしているだけで、くだらないバッシングでしかない。
こうなってくると、表現の自由とは一体何のために、何を守るためにあるのか疑問に思えてしまう。
狡猾に話題性を作り出すことで、真偽でも多数意見でも無いことがあたかも世論のように思われてしまうことのほうが怖い。
そのうち、政権の裏にはSNSで世論操作する部隊が存在するなんてことにならなければ良いのだけれど。
政治家自身は、時代遅れのSNS発信さえ満足にできない人物像だと思わせておいて、しっかり世論操作するなんて人も既に存在するのだろうな。