備蓄米の入札が終わり、もうじき消費者も備蓄米の購入ができるようになる。
主にネットが中心なのかも知れないが、備蓄米放出しても価格の下落は限定的で190%ほどの価格まで上がったものは1000円程度の値下がりにしかならないだろうと言う人もいる。
何故令和の米騒動が起きたのかについて、農家が売り渋って儲けようとしているとか、外国人が買い占めているからだとか、あんたそれ自分の目で見たのかみたいな意見もあれば、政府の農業政策が良くないとか色々な意見がある。
個人的には米の価格が高騰するのは起きるべくして起きていることで、これに乗じて農家が利益を得ることが悪いことだとは全く思わない。
上昇率が恐ろしく高いから大騒ぎにはなっているが、農業従事者はもっと自分の裁量で利益を高めていくべきで、政府の補償政策に唯々諾々と従って、損はしなければ良いなどと考えるべきではない。
この国の悪法は農地を含む固定資産にかかる税制によるものが大きい。
日本は、国土が狭いからなのか分からないが、土地を多く取得しても相続時に資産を吐き出さざるを得ないようになっているし、売買に伴う課税をしているのだから、維持に関しての課税はするべきではない。
戦後に国有地を払い下げ、利益を得た後にも固定資産税で金を巻上げ、相続時にも課税する。
その後に国庫返納する際にもまとまった金を徴収するのだから、あくどいにもほどがある。
公開されてはいないが、備蓄米放出には目標市場価格が設定されているのだろうか。
それが公開されてしまうと、市場価格が操作されてしまうだろうから、秘密のままだろう。
しかし、万が一にも目標価格の設定がされていないとしたら。
愚かすぎて恐ろしい。