電話番号の偽装

警察の電話番号は下4桁が0110と決まっている。
詐欺電話で表示される番号の下4桁が0110となっていたことに、少なからず衝撃を受けている。
メールアドレスに関しては、送信者のアドレスは好きなように設定できるので、DKIMとかでドメイン認証できなければ不正なメールとして扱われる仕組みが少しずつ広がっている矢先。
電話番号については、発信元の偽装などできるわけがないと言うのはとんでもない思い込みだったわけだ。
正直なところ、発信元の電話番号は発呼した電話の番号が最寄りの交換機に伝えられて、後はその情報がリレーされて受信者に表示されるのだと思っていた。
通話料金の課金などは、発呼した番号に紐づく必要があるので、偽装できるということイコール無料で通話できることになるから、そんなことはありえないと考えていたからだ。
だが、どうやらそうではないらしい。
課金のための識別情報としての電話番号と、相手まで通知する電話番号は別に管理されているということになる。
そして、その情報はデータ通信のパケットヘッダと同じように伝達されるらしい。
ということはもしかすると184を付けて発信した場合でも発呼した番号は見えるのかも知れない。