富士通のホストで稼働しているシステムは世の中に一体どのくらい存在するのか想像もつかない。
かなり昔から富士通ホストを使ってリプレイスを繰り返していた場合、COBOLで書かれたコードが残っている場合がある。
これを他社が引き取ってリプレイスすることは相当のお金を掛けなくてはできない。
綿々と最安の更新価格でリプレイスしてきたつけが回ってくる。
引き取る方もCOBOLが読める技術者が少しくらいいるだけの理由で更新を受注するのはまるで愚かしい。
システムを建造物とするなら、COBOLで作られた木造建築の骨組みに内装、外装をC言語やJavaを組み合わせた建造物を建て直そうと言うのだ。
骨組みをJavaに置き換えて全体を組み上げようと言うような発注を簡単に取りに行く半端なIT企業が増えてくることも予測できる。
勇気を持って実現可能な受注額を提示して、勇気を持ってそこに発注をかける度胸が今の日本企業に求めるのは酷だろうか。