備蓄米を放出したが、米の店頭販売価格が下がったという実感はない。
政府は米の店頭販売価格をいくらまで下げようと思っていたのかわからないが、建前では価格制御を行わないことになっているので公表されることはない。
インフレが進み国民所得が増え、税収も増えると単純に考えている省庁がいるとは考えたくないが、国家はもはや国を運営する力など無いのかも知れない。
このまま国が力を無くしていけば、究極の終着は国家の崩壊と無政府状態となる。
そんなことはあり得ないと思うが、政治や政治家が無能だと思われれば、国民の政治への関心は低下し、危険な政治が生まれるかも知れないし、部分的には別の力で統率される社会が生まれる。
食料の提供すら満足にできない政治を誰が信用するのか。
トランプが要求する農産物の輸入を増やせば良いではないかと考える人も潜在的には相当数いるはず。
マスコミがそんな声を国民の多くの意見とし、テレビやネットニュースで流すだけで、米の輸入を増やそうとする政党がいれば一気にその政党が力を付けることになる可能性はある。
まぁ所詮マスコミは政府の飼い犬でしかないので、そんなことは起こらないだろうが。