富山は北陸新幹線の開通と引き換えに北陸本線からのJR撤退をうけた。
ローカル線としての北陸本線が消滅しても良いわけがなく、第三セクターによるあいの風とやま鉄道が代わりの足となった。
第三セクターになった際に運賃は値上げされ、開業から5年たった今年、再度運賃見直しの時期となる。
業績は好調で、運賃の値上げは見送る方向でいきそうだ。
田舎暮らしは車がないとやっていけないと言うが、案外車がないとダメな地域を定義するのは困難かも知れない。
人間が感覚的に車がないと不便だと言うのは、定量的な評価ではない。
住んでいる地区の路線バスが廃止になったときは、困る人間がいるという意見が多かった。
しかし、住民の大部分はそれほど困ってはいない。
困るほどバスに依存していたなら乗車率はもっと高かったはずだ。
市もそんなふうに考えているから、おざなりな説明会で済ませてしまう。
黒字にならなくても、住民サービスの費用対効果で許容できる赤字額は決まっていたのだろうか?
何となく予算を決めてないか。
サービス再開に迫られた時に新規予算が多くとられるのかなぁ。