0800で始まる番号からの着信が増えた。
電話番号を検索すると、その番号に対するクチコミが掲載されたサイトがある。
最近自分にかかってきた番号については、最近口コミが急増していて、富山県からのものがすごく多い。
携帯電話の番号については固定電話のような地域別に特定の番号があるとは思っていない。
なのに、富山県の人に対して電話が増えているということは、どこかから富山県の人間の電話番号リストが流出したということだ。
全国規模の企業であれば、個人情報の流出は企業から公表されることもある。
だが、地方企業が個人情報を流出させた場合はどうだろう。
偏見かもしれないが、個人情報流出の後始末は到底できない。
大企業ですら難しいことなのだから、地方の企業には不可能だろう。
むしろ、自社から個人情報が流出したことに気付くことすら無い可能性が極めて高い。
こんなことを書くのは憚られるが、個人情報に関する誓約書を書かせられることがある。
不注意や過失で記録メディアを紛失したなどがあれば、個人情報の流出は露呈するが、メディアからコピーなどされたらもはや情報流出の事実すらわからないだろう。
メディアの暗号化やデータの暗号化をしなければダメだろうと言う意見もあるだろう。
ならば、そういう手段を講じていればメディアの紛失は個人情報の流出には至らないということになる。
ならば何故暗号化した情報の流出を恐れるのか。
私が想定する理由はこうだ。
例えば暗号化する際のパスワードが容易に解読できるものであることが最有力の理由だろう。
もうひとつは、信じられないかもしれないが、パスワードが書かれたファイルが同じメディアに保存されているとか、メディアに付箋が貼られているなどの可能性があるからだ。
高齢の方がクレジットカードの暗証番号をカードに書いているなどということが一昔前には結構あった。
そんな記憶がある経営者にすれば、暗号化したメディアなど情報漏洩の抑止としては心許ないものなのだろう。
残念ながら、迷惑電話がかかってかることは仕方の無いことだと諦めるしか無い。