食料リスク

備蓄米の放出がすすみ、適正在庫に対して実在庫が10%にまで減少する事態になった。
そもそも、適正在庫の100万トンと言うのが何を根拠にしたものなのか。
備蓄米の放出とはいつ行われるべきだったのか。
備蓄米は災害時や飢饉の際の食料確保を目的としている。
もしも本当に日本が飢饉になった時に、2ヶ月たっても備蓄米が手元に届かなければとっくに日本人の相当数が餓死してしまう。
浮き彫りになった問題点はJAに任せると災害時には日本の人口がだいぶ減るという点だろう。
そして、餌米なんて人間の食べるものじゃないという政治家がいたということなので、彼らは緊急食料を食料として認めないことだ。
ところで適正在庫の100万トンは50日分の食料らしい。
米がないと大騒ぎしているからといってフードロスが減ったのか?
備蓄米在庫が底をついた時点で災害による食料リスクが高まっている中、米を作らせないようにした自民党が悪いとしか言わないのは何なのだろうね。
国内消費が減った時に、積極的な輸出を行い適性な食料バッファが保てるようにするのが食料政策だと思う。
日本人の多くが困窮して、米を購入することができなくなった時に適正価格での需要が減ったからと米の生産を抑えるなど国家としてはあり得ない。
日本が未来永劫国民の餓死する国家にはならないと、誰が言い切れるのか。