多様性は偏った構造とならないために、必要な要素だ。
韓国との関係性についても、嫌韓派はもっと厳しい対応をとれと言うし、親韓派は日本の戦後保障が引き金なのだから日本が悪いと考えたり、国家間の関係性とは関係なく文化交流に政治の影響は無いと言う。
物事を画一的ではなく、様々な捉え方をする多様性は、強力な発展や拡大を進める際にはけして有効ではない。
だが、継続や緩やかな発展や拡大という局面でリスクを下げてくれる。
創業期の企業がカリスマ性のある指導者によって大きく成長する局面では、多様性が足枷となる場合もある。
世の中の経済が急激に成長した時代を知る世代には今の多様性は歯がゆいだろうし、それ以降の世代には多様性こそ守るべきものだろう。