定量評価の弊害

定量的な評価が重要なことは解っている。
だが、つまらない。
クリエイティブじゃない。
与えられた全量が明確化されていないと、評価できないとなったり、数値に対しての根拠を知らなくても評価してしまうこともある。
つまり、誰でもできる作業に落とし込んでコストの改善を行うことが目的になっていることが往々にしてあり、それが正当な評価かどうかなど考える余地がない。
渡されたバトンが間違っていようがそこに対して疑問を挟むことがない。
評価でだした結論が正しいかではなく、期待値に合致さえすれば合格となる。
例えば、この薬を24時間ごとにマウスに投与した場合病気による症状は無くなり致死率は0%であること。
この条件を満たせば良いかと言うとそうではない。
死なずにすんでも、重度障害があるかも知れない。
そのことに対する評価は別の項目として存在するとしても、この致死率評価が適切だと考える人はいないだろう。
定量評価が万能だという妄想から1番抜け出すことができないのは、カタログ値が大好きな日本人かも知れない。