これを書いているのは4/21の朝。
あいの風の電車で呉羽駅に近い場所で見た車窓からの風景だ。
梨の花が咲いている。
真っ白の花が梨畑を埋め尽くすように咲いている。
世の中は悲観的な状況だが、植物の営みは今年も変わらずに行われるのだ。
果樹は人の手によって、最大の生産価値を生み出すように管理される。
咲き過ぎた花は摘み取られ、着果数のコントロールを行う。
さらに着果したものも、適切な数となるように摘果される。
雑草は刈り取られ、美味しいと言われる果実を作るのだ。
この畑を管理することがなくなれば、十年も経たずに梨畑は荒廃し小さな果実が目立つ巨木になる。
人間の叡智というのは、すごいと感じる。