緊急事態宣言が解除された。
新しい生活様式と言うように、人と接しない生活が推奨されている。
価値観も変わっていくのだろうか。
新型コロナウイルスによる肺炎を死に至る病と捉えるかどうかで価値観は変わる。
一昔前は日常に死と隣り合わせの病気があった。
もちろん今でも罹患すると、高確率で短期間で命を落とす病気はある。
ただ、その感染確率が今の生活の中では極めて低い。
少なくとも日本ではそうだ。
感染流行の第2波、第3波のことを言っている人もいるが、多分殆どの人はこの病気の現在の致死率から、自分が死の対象にならないと思っている。
かくいう自分がそうだ。
それよりも、この流行のせいで、ドン底の暮らしを強いられることの方を怖れている。
仕事を失い、食うに困るシチュエーションは想像できるが、自分が人工心肺に繋がれて生かされるシチュエーションは想像できない。
そんな都合の良い考え方ができるから、人間は繁栄したのだけれどね。