キウイフルーツの受粉

昨年末に雄のトリムを大胆に剪定し、コンパクトにしたせいで、今年は雄の花が咲かなかった。
毎年、雄の花を摘んで花粉を保存するようにしている。
目的は、期待を裏切り続けている紅妃の受粉用。
キウイフルーツは品種によって開花時期が異なる。
赤系や黄色系は早く緑系は遅い。
元々あるキウイは緑系のオスメスなので、赤系の紅妃の開花時期に雄の花がないのだ。
紅妃を植えた時には、雌を二本とそれに合わせた雄を一本準備したのだが、うまく成長せず、かろうじて生き残った雌の一本のために毎年花粉を用意している。
昨年は赤系キウイとして、レインボーレッドとそれ用の雄を購入した。
以前と違って新たに棚を準備して育てているが、幼木の時はどうしても雑草に負けてしまう。
コマメに株元の雑草は取り除いてやらないといけない。
考えてみれば、うまく育って3年後から収穫開始できたとして、その時にはすでに57歳。
育てている場所にしたって、いつまでも使えるわけではないのでもしかしたら収穫を待たずに終わる可能性もある。
残念なことだが、自分で農地を入手する気もないので、その時点で自分の家庭菜園生活は終わる。
市民農園という選択肢もないことは無いが耕運機なしで、地面を耕すことは想像できないし、市民農園は抽選なので当たるかどうかもわからない。
育った野菜が盗まれることもある。
自分の性格では、そのような環境で家庭菜園をやることなど考えられない。
あぁ、年をとると色んなものを諦めなきゃいけなくなるのだなぁ。