家族葬

新聞のお悔やみ欄を毎朝チェックする。
自治会長だった時の習慣だ。
以前からすこしは、葬儀は終了しましたと言うのはあった。
家族葬を済ませましたということだ。
これがコロナウイルスでの自粛期間には殆どの葬儀が家族葬で行われていた。
葬儀場での通夜や葬儀の案内を見ることはほとんど無かった。
最近では、家族の葬儀に際して弔電や花輪などを、手配する企業は減ってきている。
慶弔費として現金の支給はあっても、葬儀場で喪主の勤めている企業の花輪などを見ることも少なくなってきている。
寿命が伸びたおかげで、喪主自身が定年退職してしまっている場合もあるのでなおのこと、企業の名前での花輪は減少している。
業界も家族葬に対応するため、小規模な葬儀場を増やしてきている。
喪主として葬儀を執り行うことなど人生において数回だ。
一度も喪主にならない人もいるだろう。
葬儀屋も生活があるので、一般参列のある葬儀と家族葬での費用の差を少なくする工夫はしているだろう。
世知辛い世の中だ。