コロナの変異株の名前だ。
水際対策が功を奏した記憶はない。
そもそも、最初の感染者が見つかった時点で濃厚接触者とされる同じ飛行機の搭乗者の隔離は事後に行われたのだから、目に見えない危機に対して人間のリスク管理は甘い。
冬季オリンピックの開催はどうなるのか。
フィギュアスケートのグランプリファイナルは中止が決定した。
開催国が中国と言うこともあり、もしかすると米国の参加意向に合わせて右に倣えとなるかも知れない。
中国はあくまでも開催すると表明することは予想される。
東京で開催できたオリンピックが北京で開催できないとなることは、アジアの覇者を自認する習近平国家主席には耐えられないことだろう。
自由な生活を謳歌できない期間が10年続けば、この時期に学生時代を過ごした世代には新たな価値観が生まれるかも知れない。
新たな変異株
南アフリカでコロナウイルスの新たな変異株による感染者が増加している。
悪評高いWHOが注意喚起を促す変異株だと発表した。
まだ、日本国内でのこの変異株の感染は見つかっていないが、従来の水際対策ではパンデミックは防ぐことができないことが示されてきた。
残念ながら、いずれこの変異株による感染者が国内でも見つかるだろうことは想像に難くない。
注目すべきなのは、この変異株の発見で世界的な株安が起きたということだ。
東京株式市場では取引量自体が減少しているということで、仕手筋が介入しやすい状況とも言える。
結局年末に向けて、自粛が必要になるのかとの心配が杞憂になれば良いのだけれど。
世界コロナ2億5000万人
日本での感染者数の増加はおさまってきているが、世界的には再び増加傾向にある。
ヨーロッパでの感染者数が拡大してきており、ワクチン接種を2回終えている人のブレークスルー感染が増えている。
日本でも医療従事者に対する3度目のワクチン接種が予定されており、その後は高齢者への3度目の接種も実施されるだろう。
少なからず、最初の2回のワクチン接種を受けていない人も一定数いるわけで、その人たちが、ワクチン接種したいと思った場合にどのような対応になるのか。
初回ワクチンは2回の接種が効果的だということで、そうなっていたのだと思うが、それがどのようになるのか、興味深い。
国内コロナ感染者数170万人
1日あたりの新規感染者は2000人を下回り、第5波と呼ばれるものも収束したと言える。
緊急事態宣言、まん延防止措置も全て解除される見通しで、経済面での復旧を進める政策が問われるのか、第6波の到来に備えていくのか、アクセルとエンジンを同時に踏むようだと揶揄された施策の二の舞を踏まないようにするのか、不明瞭な見通しに変わりはない。
随分前に香港からパンデミックと言う言葉が認知されるきっかけとなるMARSだったかSARSだったかが世界的流行の兆しを見せた。
だが、実際にはそれほどの流行はなく、静かに終息した。
私もそうだが、このコロナも来年には終息するのではないかと期待している人も多いと思う。
政治家にとってはコロナ感染という分かりやすい共通敵がいて、それに立ち向かう術を公約とすれば良かったのが、社会に染み付いた敵と呼べない高齢化問題や少子化対策にどのように立ち向かうのかを、示さなければいけなくなる。
アフターコロナ
第5波と言われる感染流行が収まりつつある。
今まで経済支援のために、国民に消費を促すキャンペーンをはってきたが、流行拡大に阻まれ、感染拡大のためのキャンペーンなのかとまで揶揄された。
真の収束でなければ大規模な経済対策は取りづらいと言うのが本音であろう。
ウィズコロナと言う政治家もいる。
今ではあまりその言葉を発しないのは、この感染症が生命の危険を伴い、そうでない場合でも後遺症のリスクに晒されるからだろう。
では、これからどうするのか。
政治家は選挙向けに感染症対策をしっかりとして、と言う言葉で公約の1つが出来上がっていた。
感染が収束から終息に向かうかどうかは、誰にも予測できない。
だが、スーパーコンピュータならば予測できているのではないか。
どの分野にリソースを割り当て、経済対策を行うべきなのかも、予測できるかも知れない。
AIが最適手を導き出すのに最も適したツールになる時代がきたら、はたして政治家は何のために存在するのか。
そんな時代の到来を今の30代よりも若い人なら確実に経験するだろう。
その前の、人の足掻きを見るのが40代。
AIの驚異的進化と判断誤りの両方を見るのが50代。
しがらみに塗れた政治に翻弄され続けるのが60代以降といったところか。
減少
コロナの新規感染者の数が減ってきている。
人流が減ったことが感染者数を減らしたのか。
これで緊急事態宣言が解除されたら、再び新規感染者は増加するのか。
以前のSARSだかMARSの騒動を思い出した。
空港での検温体制だとか、騒いだが幸いにも感染が広がることなく終息した。
もしかしたら、コロナもいつの間にか終息してくれないかなと、淡い期待を抱いてしまう。
体温計買った
我が家には脇に挟んで、ピピッとなるまで待って体温を測定するタイプの体温計しかなかった。
時間はかかるが、正確な体温を測るにはこの手の体温計がいいらしいが、何分間とかで測定が終わるのかわからないので、測れているのか不安になることもあった。
コロナでマスク、消毒用品、体温計が売り場から消えた。
今では、全て売り場にあるが、体温計なんて普通は家庭に1つはあるだろうと思っていたので売り切れてしまうなんて思いもしなかった。
理由は、感染予防で非接触型のものや、短時間で測定できるものが求められたのだとわかった。
素早く測れる体温計は欲しかったが、手頃な価格のものだと少し前までは体温測定用でない、非接触型の温度計だったりした。
体温測定用だと、価格が1万円とかするので、そこまで払いたくないなと思っていた。
ところが、ネットでお値打ちなものを見つけたので、購入した。
測定時間もわずか一秒。
赤外線でどうして温度が測定できるのかはわからないが、こんなものが一般家庭で気軽に使えるようになるなんて、スゴイね。
コロナ国内感染者160万人
コロナが流行し始めたころに、国内感染者数は200万人ほどと思っていた。
その時は、短期的に感染者が爆発的な増加となる前提だったのだが、長期的に増加と減少を繰り返しながら、今も感染の流行が終息することは誰も考えていないだろう。
変異株がこれからも数多く出てくるのは半ば必然。
しかも季節性流行ではないので、仮にワクチン供給がスムーズに行われるようになったとしても、流行株に合わせてワクチン接種が必要になる。
現在、ワクチン接種は国費で無料だが、いずれ有料になるのは確実だろう。
インフルエンザのように保険適用されないなら、一体いくらの負担になるのか。
国内の製薬会社がワクチン開発を行うようになるのか。
人の交流も元に戻るのか。
国内コロナ感染者数累計150万人
100人に1人以上が感染経験があることになる。
もちろん感心者率の地域差は大きいのだけれど、最近朝の通勤時間帯に電車に乗っている人が少なくなった気がする。
帰宅時の電車も若干は混雑が減っている気がするが朝ほどに減ったという実感は無い。
仕事の終業時間が同じような時間の人の通勤実態が減っていないのか?
毎日2万人
日本では毎日2万人以上がコロナに感染していたわけだけれど、人口1億4千万人にあてはめれば、7000分の1の確率。
米国での累計感染者は3800万人くらいで、人口が3億3千万人ほどだから、なんと9人に1人以上が感染したことになる。
これを東京都に当てはめたら、150万人ほどが感染したことになる。
これに比べれば、今の感染者数なんてたいしたことがないとも思えたりするが、実際にアメリカで医療崩壊が起きたとかそんな話をあまり耳にしない。
日本人の9人に1人が感染したら累計数は1500万人。
国民皆保険の日本だけど、オバマ大統領の時に米国も皆保険になったんだっけ。
金持ちでないと病院なんていけないのが米国というイメージなので、自宅療養でしのいだ人も大勢いることは容易に想像がつく。
病気への耐性は人種によっても異なるので国同士を比較しても仕方のないところもあるが、日本で米国と同じ割合で感染したら、死者も弾けて、暴動騒ぎになるか。
とは言っても日常にトリアージのある状況はかなりヤバいんだけど、米国の状況とかが全くわからない。
米国と比較するのが適切なのかどうかはわからないけれど、死亡者数が感染者数に対してどのくらいいるのかは、指標になるか。
米国のコロナ死亡率は約1.6%。
日本のそれは約1.06%。
国民に対する感染者率が高くなると、医療措置を受けられない人は増えるので、現在の割合だけで比較しても意味はない。