論点のすり替え

福島沖での冷却水放出でトリチウムの濃度は中国が放出している通常のものよりも低く、問題ないと日本政府は言っている。
自分たちのことは棚に上げて、日本近海の海産物が放射性物質で汚染されていると不買運動を行う中国も酷いが、安全だという日本政府もどうなんだろうか。
そもそも、放射性物質がどのような性質のものか正しく理解できていないのに、それが含まれる海水を放出しても安全だというのは、かなりの無理筋だ。
そんなに安全だというなら、自宅の庭に薄めた冷却水を撒いてみろなどと極論を言うつもりはないが、もう少し丁寧な説明があっても良さそうで、これだけの濃度に薄めた海水域に数十年生息する生物に対して放射能の影響による病変などが発生した確率は、そうでないものに比べて全く高くなかったとか、そうでも言わなければいけないだろう。

環境汚染を量刑犯罪と同じレベルで単純に少しだから許されて、多いから許せないと論じても意味はない。

裏金疑惑も、金額に応じて区別しているが、金額が少なかったのは、ノルマを超えた販売が少なかったことが理由であり、その議員が自分はこれだけキャッシュバックしてくれと言ったからではないのにね。

temuの工具

広告を見て気になっていたが、最近利用してみた。
支払い方法もpaypayが可能になり、楽になった。
気をつけなければいけないのは、工具類の購入。
電動工具本体を購入する気はない。
バッテリーが発火するなんて洒落にならないし、故障したら捨てるしか無い電動工具は時代に合わない。

電動インパクトで使うための木工ドリルビットと、頭隠しのための皿を掘るビットを購入した。
チタンとか書いてあっても信用はしていないが、100や200くらいの穴開けには使えるだろうと考えて購入した。
だが、届いてから気付いた。
ソケットに装着する部分の長さが日本製のものの規格と違って短い。
いわゆるbタイプというやつだった。
このまま使うと、本体からビットが取れなくなるとか面倒なことが起きる可能性があるらしい。
そもそもaタイプが日本独自規格なので、海外製品を買うと合わないのは仕方ない。
むしろ、本体を購入してホムセンとかでビットを買ったが固定できないとかそんなことにならないだけマシ。
短いビットはそのままでは使えないが、マキタからもビットピースというエクステンションみたいなのが販売されている。
これを本体側に先に入れてからbタイプのビットを差し込めば使用できるようだ。
消耗品工具ではあるが、無駄になることだけは避けられそう。

使い慣れない言葉

自民党の茂木幹事長が地方を回り、裏金問題について謝って回っている。
地方行脚で、車座で語ると地方ニュースが報道した。
行脚というととても大変な感じがするし、車座と言うのは、席次順位のない状態を指すもので、無礼講みたいなもんだ。
そもそも、無礼講というのは目上の人が自分に気を遣わずにしてくれという時に使う言葉で、下の者が勝手に言えるものではない。
放送局が勝手に行脚とか、車座とかそんな表現は使わない。
だとすると、車座でやろうと言うのは上から目線でしかない。
何となく政治家が好んで使う言葉は、民衆にとって何だかワクワクするような表現なんだろうか。
国民が馬鹿丸出しで、それを見透かされているようで悲しくなる。

百均はけして得でもない

百均で販売しているものには、日本のメーカー製品も多く存在する。
例えば、サインペンだとかの文具では日本のメーカー品が並ぶ。
度々書いているラック作成で百均のものも購入している。
例えば、紙ヤスリ、木工用ボンド、L型金具などだ。
板材などは、ホムセンで購入するのだけど、コーススレッドだけでの固定ではなく、木工用ボンドの接着と組み合わせることで、面で荷重を受けることになり耐荷重が高まる。
速乾タイプの木工用ボンドを購入したのだが、百均で扱うサイズのものはすぐに使い切ってしまう。
既に6本購入したが、全然足りない。
大容量タイプのものは、百均には無いのでホムセンで10本分の容量のものを購入した。
だが、小容量タイプのボトルは逆さに置くことができてなかなか便利なので、少なくなったら大容量のものから補充して使うことに決めた。
本当なら20本分の容量のを買いたかったのだが、こちらは詰替え用なので、保存に難があるのでやめた。
L型金具も、数が必要な場合はホムセンで買った方が僅かながらも安くなる。
取り付けネジは別購入になるが、百均のものに付属しているネジは長さが短いので、強度的に不安がある。
ネジの金額を含めると、若干ホムセンが高くなるが、元のネジから変更することになれば結局ホムセンのものが安いことになる。
少量で良いものは百均、まとまった数が欲しいなら、ホムセンなどと選び分けるのが良さそうである。

マイクロソフトによるAI投資

日本に4400億円のAI投資を行うと発表かあった。
開発目的での投資ではなく、AIの精度を高めるために必要な膨大なデータのためのデータセンターを整備するためだ。
物価の安いところに不動産を購入する程度のことだと考えたほうが良いのだが、はしゃぐ人がいるのだろうな。

2024桜

今年は少し腰が痛くて、桜を見に行くのは難しいかなと思っていた。
コルセットをつけて、一週間ほど過ごして痛みが和らいだ日曜日に桜を見に行った。
今年は、呉羽丘陵で旧8号線に架かった横断吊橋から見ようと行ったのたが、半分ほどは葉桜になりつつあり、満開の桜を満喫することはできなかった。
毎年、あと何度健康に桜の花を見ることができるだろうかと考える。
汗ばむほどの天気に恵まれたが、帰ってからは疲れて昼寝をした。
まだ老いたというほどの年齢ではないが、若いとも言えない年齢を感じる。

ステレオタイプ

失言を責められていた静岡県知事が、辞任を表明した。
身勝手だとか色々言われているが、税金を払う県民からすれば当然の意見だ。
県職員の入庁式で新職員に対して、君達は頭脳労働者で野菜を作ったり、牛を育てたり、物を作る人達とは違い優秀なのだと言った。
彼の頭の中では県職員は知的労働をする人という、間違ったステレオタイプがあったのだ。
学者さんの知事らしいが、彼の理屈では静岡県民と東京都民では首都に住む都民の方が格上となるのだろうか。

ドメイン管理会社の変更

独自ドメインを取りましょう的な時代の時には、ドメイン管理料金は.comとかなら年間1000円未満で維持できた。
少しずつではあるが、更新料は上がっていき、今までの管理会社では年間1800円ほどまでに上がった。
今後も値上がりしそうだと思った時に複数年で更新したのだけれど、一度ドメイン更新を忘れて失効してしまったので、時々有効期限をチェックしている。
今年の12月の期限であるドメインを忘れないうちに更新しようかと思ったが、サーバー提供しているコノハでもドメイン管理ができて、年間更新料金が500円ほど安いことに気付き、こちらに移管することにした。
whois情報を代行から変更すると、それこそ速攻でスパムメールが送られてくるが、管理者メールアドレスはすでに迷惑メールがウジャウジャ送られてくるので、気にせず公開して手続き中。
移管時に、1年分の更新料が手数料として徴収されるが、期限延長を兼ねることになるので気にはならない。
googleのドメイン管理サービスを検討していたこともあったが、いつの間にかこのサービス提供は終了していた。
googleのサービスだから大丈夫なんてのは胡散臭い神話でしかないのだ。

日本のエンジニアの給与が安い件

日本人ITエンジニアの給与が低い、中国のエンジニアの7割の年収しかないと書かれたメルマガが配信された。
じゃあ、日本の農業従事者の年収は、中国のそれと比べたらどうなのかとか、そんなことを疑問に思った。
仮に、日本の農業従事者の年収が中国での農業従事者の1.5倍だったとしたら、日本ではITエンジニアよりも農業従事者の方が魅力的な年収なのかというと、それは一概には言えないだろう。
日本のエンジニアの給与水準が低いのは今に始まったことではない。
終身雇用ありきだった時代であれば、給与の伸びが期待できたし、とりわけITエンジニアは若い人が多く、将来の給与水準など推測できなかった。
それが、今ではかつてのSE35歳定年説など、何処吹く風。
人生100年時代などと言って、年寄りのIT技術者が増えているというか、不人気の職業として若者が憧れる職業などではない。
同一労働同一賃金が本当に実現したら、作業効率だけで得られる金額が決まるのだから、年齢の高い労働者は得られる収入が少なくなる可能性が高くなる。
収入カーブは40代前半をピークにするカーブを描く。
となると、子供を社会人にするまで育てたり、自宅を購入するなどはせいぜい50歳までに終わらせたうえで、少なくなる収入から自分たちの老後資金を確保しなければならない。
子供を設けるのはせいぜい、30歳までに終わらせるように人生設計しないといけない。
そんなことは実際にはかなりハードルが高い。

こうしなければいけない。というのは概ね企業の立場で決められるものだ。
生き残りができない、落伍者が生まれるのは成長する社会では必要なことであり、弱者が生きづらいのが普通のことなのだ。
自国民の弱者までもを救うことができる国というのは、その国が他の国から搾取したりしないと成立するのは難しいと考えるのだけど。

原発再稼働

各地で原発が再稼働する。
電力会社は円安で輸入燃料では赤字になってしまうし、ソーラーパネルでの発電も値段が下がったとは言え買い取らなくてはいけない。
政府としてもライフラインの国民負担金が増えるのを抑えないと、増税できないからせめて電気料金だけでもとの考え方があるので、再稼働には反対しない。

電力は地産地消ではない。
人口の多い地域に、人口の少ない地域に作った発電所から電気を送る。
原発は二酸化炭素を排出しないクリーンな電力だと言うのは、けして間違いではない。
ただ、事故が起きた時にはまさに致命的な問題を起こす。
そのリスクを無くしたいのであれば、高い電気料金は認め、二酸化炭素濃度を高める生活を継続するしか無い。
結局最後には、地球の資源なんて使ったもん勝ちなのだ。
世界中の一部の人間が二酸化炭素排出量を減らすためにやった努力とその成果は二酸化炭素排出の削減をした人間ではなく、二酸化炭素の削減など気にせずに自分たちの快適な生活を優先した人たちがその恩恵を享受する。
未来の子供たちのためにやれることをやりましょうなんてのは、ただの欺瞞だ。
資源を使って、富を蓄えたものが最後には笑うというのは、地球上の歴史でも繰り返されたことで、未来永劫変わることはない。
最終的に人間が住めなくなる地球の未来は、全人類に平等に訪れる。
新たな環境に適合した生物が人類の滅びの後に、この地球上に生き残るだけの話だ。