アベノミクス

アベノミクスは完全な失政であると個人的には考えている。
だが、もしもあのまま民主党政権が継続し、安倍内閣が政権を取らなかったならどうなっていたかはあまり語られない。
中央銀行に債券を買わせての財政出動で潤ったのは国民ではない。
語弊があるので正しく表現するなら、一般の国民が潤うことは無かったということだ。
富の90%以上が上位5%の富裕層に集中しているのだから、日本の総資産をマクロで見た時には潤ったと言えるだろうが、上位5%に入らない国民は潤うことなく、貧困の礎をより強固にしたと言える。
つまり、大昔から為政者とその近辺の人間のみがまともな扱いを受け、それ以外は搾取される側で終わるのは変わらない。
これは、社会が悪いのではない。
むしろ、人間だからこそ不満を持つが、その他多くの生物社会では何ら問題ないことなのだ。
生物には種保存本能がある。
全ての行動はこの本能に従い決定される。
人間の種保存本能は、地球上で最強の生物となった時点で封印されたと言っても過言ではない。
一度に出産する個体がきわめて少ない種は、生物的により強い外敵がいれば生き抜くための手段を講じるが、そうでないときは同種から搾取し生き延びんとする。
今、サナエノミクスなどと当人は何も言っていないのにそんな経済政策があるかのように言われたりする。
ある記事で会社が3割余計に儲かったからと言って従業員への報酬を3割増やすことはないと書いていた。
儲かった分のリターンを正しく受け取りたいなら、経営者になるか、株主になるしかない。
過去最高額のバラマキをして、政権が維持できるのなら、安いものだ。
儲かったからと言ってその分が国民に分配されることは絶対にあり得ない。