戦争のコスパ

そもそも、コスパは和製英語だ。
英語権でコストパフォーマンスと言うともしかしたら通じるかも知れないが、コストエフェクティブが正しい表現でつまりは費用対効果という意味になる。
戦争は破壊活動なので、コスパと言うのは何だか本来の用途とは違う気がするが、コストエフェクティブと言うのは軍備の世界においては重要な考え方になる。
例えば、致死性の薬品があって1ミリグラムで人が死ぬものが1グラムで10万円。
1グラムで人が死ぬものが、1000グラムで15万円で手に入るとする。
一人あたりの殺害に必要な薬品の購入金額は1ミリグラムで1人分の致死量のものの方が低く抑えられる。
じゃあこちらの毒薬のほうがコスパが良いなどと一般人は考えてはいけないと思うのだ。
コスパと言う言葉を使う場合には、建設的なことに要する費用に対して使って欲しい。
イランと米国、イスラエルの戦争でイランのドローン1機が300万円でそれを迎撃するパトリオットミサイルが1発3億円。
イランの兵器のコスパが高いなどとTVニュースでアホなコメンテーターが話していた。
もしもだ、太平洋戦争の終結が確実だったにも関わらず使用されたと考えられる原子力爆弾について、大量の通常爆弾を投下するよりもコスパがイイねなんて米国の軍が話していたとしたら、あなたはどう感じるか。
人の生命や財産を奪う、しかも略奪とかではなく、消滅させる行動に対して安上がりな方法を検討したねと話すことは許されない。
じゃああなたやその家族の生命を奪うのに、ナイフなら再利用できるので安上がりだから嫌だ、俺らの生命はそんなに安くないと考えるけど、核燃料庫に入れられるのならお金が掛かっているからまだマシだなどと考えるのか。
何だか非道な行動に対してのクソみたいなコメントは許せない。