マクロ経済

日本の経済不況を脱出した立役者として、アベノミクスが上げられる。
今更だが、日経平均株価の低迷を脱したのは間違いなくアベノミクスという言葉のおかげだ。
日経平均株価はあくまでマクロ経済の指標であり、国民の経済力の上昇ではない。
結果、日本企業はグローバル化という言葉の下に、マクロ経済の向上のみを目指し、国内市場の購買力には見切りを付けている。
事実、これからも日本の国民は減り続け、希望のない国家で生まれる新たな世代は、今のところなんの武器も持たないまま、将来の芽を摘んでいく。
もはや、全国民が読み書き計算ができるだけで世界にアドバンテージを持つ時代ではないのに、殊更複雑な計算ができることに重きを置く教育か、かけ離れた才能という甘美な響きの産業に多くの若者の夢を向かわせている。
そんなもの、マクロ経済の前には何の価値も無いことを、誰も教えてはくれない。

労働生産性向上が伴わない賃上げ

主題の賃上げを悪い賃上げとするニュース記事を読んだ。
日本の政策で賃上げと物価上昇をセットで行おうとすることへの批判の意味が強いのだとは思うが、労働生産性向上が伴わない賃上げを認めないなら、物価がどれだけ上昇しても、生産性の向上、つまりgdpの向上に寄与しない労働対価についてはそれを上げることは認めるべきではないということになる。
そうなると、まずは公務員の賃上げは認められないし、輸入品の値上がりなども認められない。
需要と供給バランスによる価格変動は生産性とは全く連動しないのだから、値段の上がったモノは生産性が向上したもの、つまり供給過多になったものであるべきだということか。
だが、そんなアホな理屈がとおるほど、世界は甘くない。
人間の生産性向上など微々たるものでしかないので、仮にAIによる生産性向上が認められたとしても、それはAIを作った企業のごく一部の開発に携わった人の賃金が数千倍、数万倍になることのみが正義でそうでないものは悪となる。
そんな記事を書いた当人など、全く生産性向上には寄与していないわけだから駆け出しの頃の原稿料から一円たりとも引き上げられるべきではないことになる。
そんなことになったら、正規の経済活動は守るに値しなくなり、生産せずに奪うだけで良いと考えるヒトも増えるだろう。

OBD

バッテリー交換などで、電源の供給が切れると車のメモリーが消えてしまう。
最近の車だと、平均燃費とか時計とかがリセットされる。
他にも初期化されてしまう機能もあるのかもしれないが、目に見えるものはこのくらいか。
これを防ぐのがメモリーキーパーとかそんな名前で販売されている。
バッテリー端子から電源供給するのでなく、車内からアクセスできることの多いOBD端子から電源供給する。
メーカーによって端子配列が違うのかと心配したが、ODB2になって統一されている。
バッ直配線のためにバッテリー端子を外したが、バックアップ電源を供給しなかったので平均燃費と時計がリセットされたので思い出した。
セレナのときに購入したメモリーキーパーがあるので、今の車のバッテリー交換のときも使える。

ガス抜き

オリンピック開催期間中は民衆の関心は政治から少し遠ざかる。
政権への不満よりも自国選手たちの競技結果が気になる。
世界規模で意図的に為政者が民衆に娯楽を提供して、ガス抜きを図るわけだ。
出場したものが負けたからと言って、責めてはいけないことを理解している人が多数だろうが、それでも負けたことに対し戦犯を吊し上げようとする人は皆無ではない。
生活に不満が多ければ、そんな人たちが増える。
世界的な経済的地位が低下しつつある日本では、かつてのヒトラーを産み出したドイツ帝国のように土壌は熟成されているかもしれない。

寝苦しい

毎日暑い。
夜が暑いのはキツイ。
寝室にはエアコンが無いので、窓を開けて扇風機を回して寝るのだが、熱帯夜は寝苦しい。
我が家には無いが冷風機というのがある。
水をタンクに入れて、気化熱で風を冷やすという。
理屈は解る。
水が気化する際に熱を奪うので、空気は冷える。
だが、熱量保存の法則があるので、奪われた熱量は蒸気化した水が保持している。
室内の総熱量は変わっていない。
これを地球規模で考えると、温暖化で地球を暖めた熱は、地球外に放出されない限り無くならない。
熱は電磁波として地球から宇宙に放出されるのだから、宇宙空間に放出する熱源の電磁波を効率よく吐き出せれば地球の温暖化は解決するはずだが、温暖化ガスがそれを阻害している。

水害

地震ならば、地盤や活断層の有無でリスクの高さが少しは解る。
台風ならば、進路統計でリスクの高さが少しは解る。
だが、近年の線状降水帯による洪水被害に関しては、リスクの高低が判断できない。
水温の高い海水による大量の水蒸気を含んだ雨雲が、集中的な豪雨となり、河川の氾濫や地盤の崩壊を起こしている。
強いてリスクの高低があるとするならば、河川のそばは浸水被害などのリスクが高いと言えるか。
深刻なのは、昨年に続く猛暑とこの水害が与える農作物への被害だ。
特に主食の米は、国内生産でまかない切れずに外国産の米を輸入することになるかもしれない。
30年ほど前の米不足は単年で済んだが、このまま米不足が通常化し、生産効率が想定の70%程度にしか達しなかったら、米の生産力を40%増やすことが可能なのだろうか。
自国だけで解決できない温暖化対策に力を入れるよりも、食料確保に注力しないのは、国内ではそのような問題提起は意味が無いと捉えられているからか。

パリオリンピック

旅行中にオリンピックが開催した。
今回の各国入場はセーヌ川をボートで移動しているので、参加人数の多少で時間が大きく変わってくるいつもの大会と違っていたのだろうか。
旅先の旅館で、男子バスケの予選を応援した。
結果はドイツ相手に20点差で負けてしまった。
ランキングで26位の日本と3位のドイツでは日本の勝機は低かったのだが、できれば得失点差を一桁に抑えることができれば良かった。
富山出身選手では、ハンドボールも試合終了少し前から見たが、こちらは勝てそうな試合だった。
日本の通算500個目のメダルは柔道女子の最軽量級での金メダル。
巴投げと関節技が得意だという、今まであまりいなかったタイプ。
17日間の大会。
寝不足にならないように、応援したい。

TOYOTAの製造停止

不正検査による、一部車種の製造停止か続いている。
この措置については、意見が分かれる。
もはや、日本の製造業で世界に通用するのはTOYOTAだけなのだから、政府の措置は厳しすぎだという意見。
一方、一人勝ちであるTOYOTAに対してお灸をすえるのは当然だとする意見。
どちらにも一理あるのだが、減少を続ける人材リソースをどこに集中するのか、広く使うのか。
国家存続を最重要課題とするのであれば、農業関連への人材割当が最優先であるべきなのだが、金さえ出せば食料と飼料、肥料が手に入る状況なので、食料自給率が仮に一桁に下がっても、抜本対策は取らないかもしれない。
戦国時代から、強い大名の庇護下にあれば恵まれ、そうでなければ貧しい暮らしを強いられる。
さしずめ、今の日本であればTOYOTAの工場がある場所なら、豊かな暮らしができるし、有力産業のない地域では豊かな暮らしは望むべくもない。
これが事実。

成功体験

高級食パン店、唐揚げ専門店、冷凍餃子の無人販売。
流行は去り、斜陽状態となったなと感じるビジネスだ。
田舎では、パチンコ店、カラオケボックスもピークから激減したビジネスと言える。
高級食パンや唐揚げ専門店、冷凍餃子の無人販売所については、パチンコ店やカラオケボックスに比べれば初期投資が少なく、撤収は難しくなかったと考える。
しかし、流行していた時の成功体験が撤収を難しくさせている。
結局勝ち逃げできるのは、流行を作って出資させた側の人間だけだ。

久しぶりの旅行予定

シャトレーゼのカシポでホテルの無料ペア宿泊券に交換して久しぶりの旅行にでかけることにした。
宿泊日によっては追加料金が必要だが、ハイシーズンで1人プラス5000円なら良しとしよう。
夕食もお願いして、追加料金は合計で二万円ほどになる。
カシポポイントはもう一度無料ペア宿泊券がもらえるほどはあるので、また別のところを利用する予定。