自宅の近くの住宅街で液状化による家屋の傾きが話題になっている。
4軒は危険度判定で危険となっており、住むことはできない。
差はあったとしても、この住宅街では家屋が傾斜している可能性は高い。
古くからこの近くに住んでいるが、この場所が宅地造成されて、結構な価格で売り出された時には正直なところ驚いた。
しかも、この場所に終の棲家を構える人などいるのかと思っていたが、結果はほとんどの宅地が売れて、新興住宅街となった。
何故、地元の人がこの場所を宅地として見ないのか。
元々の地目は田んぼ。
これはまぁ良い。
だが、この場所は近くに河川が流れていて、河川の水面よりももしかしたら土地が低いのでないかと思えるような場所。
宅地にするにあたり、周囲よりも若干高くなるように盛り土はしたようだが、子供の頃の記憶では、この場所はいつもジメジメした田んぼなので、地盤の強度には期待できないと思っていた。
今回の能登半島地震でこの場所では酷い液状化現象が起きた。
住宅ローンが残っている家もあるだろうが、住めなくなったものは住めるように修復、補強するか、手放して他に引越すしかない。
だが、このような状況の土地で、うわ物の家屋撤去費用と地盤改良費用を販売価格から減額したら、土地の値段は一体いくらまで下落するのだろう。
全国には、地元の人なら絶対に宅地として購入しないというような場所は数多くあるはずだ。
だが、地元への人口流入、しかも新築であれば若い世代が移り住むのだから誰も家を建てるのには適さない土地かもしれないなどとは口にしないだろう。
本当に地盤が脆くて危険なのかどうかも定かではないのに、高齢化が進む地元へのカンフル剤を否定するようなことはできないのだから。
JAPANクオリティを裏付けるモノの実態
良い意味ではない。
太平洋戦争後の日本製品は世界からみて安かろう悪かろうの代名詞だった。
だが、その状況は資材も技術も無いのだから仕方のないことだったのかも知れない。
最近、日本の提供する製品、サービスのクオリティが酷いことになっていると感じる。
遊園地でジェットコースターが停止したり、電車事故が起きたりなんてのは20年前の中国で起きるのであれば当たり前で、日本人は中国製のサービスやモノを鼻で笑い、やはり日本のクオリティが最高だと考えていたと思うし、私自身もそう捉えていた。
今でも中国製のものよりも日本製品のほうがクオリティが高いものが多くあることは事実だが、全ての製品、サービスにおいてそうなのかとは言い切れなくなっていると思う。
2024年の始まりに、夫婦箸を買い替えた。
それまで使っている箸が剥げてきたとか、先端が折れたとかそんなことはないのだが、久し振りに箸を買い替えようと思い、本漆塗りの箸を購入した。
1膳が1500円ほどの箸なので廉価品ではあるが、百均などの激安品でもない。
普段使いにるには丁度よい価格の箸を選んだつもりだった。
箸は1膳がバラバラにならないように、シールでまとめてあった。
使うためにこのシールを剥がしたのだが、粘着剤がなかなか取れない。
消毒用アルコールをティッシュに染み込ませて拭き取ってみても、粘着剤は取れない。
ティッシュに少し色が移った感じもあることで、おかしいと思い始めた。
本漆は完全に乾燥していれば溶剤で溶けることはありえないのに何故色落ちするのだろう。
ハンドクリームを薄く塗ってティッシュで強くこすってようやく粘着剤は取れたのだが、ティッシュには箸の色が付いてしまっている。
ということは、この箸は本漆塗りではないか、もしくは本漆塗りだが完全乾燥していないということだ。
数年前から薄々感じていたことだが、日本製品の品質はいいものだなんてことを鵜呑みにしてはいけない。
おそらく、日本の中書企業製品からクオリティは徐々に低下していて、もしもそれが大企業が使う部品であれば、その大企業が作る製品のクオリティも低下している。
代表的なものは、自動車部品。
1部の部品の品質が悪いために、それを使った車に対してリコールを行ったり、販売停止にしたりしている。
自分が社会人となったころの日本企業は品質改善に真剣に取り組んでいた。
それが、ISOという新しい基準が出現して、品質管理の手段についての規格が定められた。
日本企業は品質保証が可能であるというお墨付きが欲しくてISO取得に飛び付いた。
元々日本工業規格JISという、工業製品に関する規格は存在していたが、これに加えてISOという認定が加わった。
ISOはあくまでも手段がシステマティックに管理されていることを認定するものであり、それ自体が品質保証をするものではない。
当然、ISOに定められた満たすべき作業工程に沿った作業を行っているかどうかも監査対象だ。
だが、その作業において、品質を満たさなかったものに対してどのように処理するかはどうなっているのだろう。
定期監査で定められたシステム維持がされていることは調べられるが、品質についてのチェックがされるわけではない。
企業では監査に対する予行演習が行われて、取得した資格を維持することが主目的となり、品質を確保することは二の次になったのではないか。
資格を剥奪されることは取引上致命的だが、品質が低下しようがそのことが顕在化したことにより事故さえ発生しなければ問題なく、品質を確保しているのは形骸化しつつあるISO資格というただの絵に描いた餅という洒落にならない状況に陥っている企業も明らかに存在する。
DAIHATSUが安全基準認定を誤魔化していたというのも、資格至上主義が原因だと言っても過言ではない。
不正が30年前からあったというのであれば、まさにISOが広まった時期に一致する。
日本の農作物、食品が中国製のものよりも安全だという神話も眉唾だ。
原発の冷却水の放出がされ、日本の海産物を中国は危険として全面禁輸とした。
海産物が危険だというのは、全く根拠がないことだと日本政府は主張しているが、果たして正しいのはどちらの判断なのだろう。
数十年経過して、安全ではありませんでしたとなったら、安全だと言われてそれを食べ続けた日本人だけが健康を損ない、長期裁判で遺族への僅かな補償がされるだけだ。
僅かな補償というのは、金額の多少ではない。
失われた健康、生命、経済負担はは測りきれない。
日本ではメタンフェタミンを元気になる薬、ヒロポンとして合法的に販売していたことがある。
むしろ、生産効率を高める強壮剤として積極的に使用されてきた。
このことは、今では開けてはいけないパンドラの箱であり、製造元も製造許可を出していた側も何一つ刑事責任に問われることはない。
明治以降、戦争を繰り返した我が国が誇り高い国なのかは各人が正しく見極める必要があるのだ。
地震から10日
いまでも日に1-2回は体感地震があるが、余震の危険は少なくなってきた気がする。
だが油断は禁物で、震源地は能登半島と新潟で交互に移り、震源地近くでは震度5程度のものがおきている。
元日に発生した地震で食器棚には内側にダンボールを貼り、外からはガムテープで観音開きの扉が開かないようにしている。
使う食器も最低限にして、ご飯茶碗に平皿、小皿、深皿に限定して、平皿と深皿はコレールの割れにくいものにしている。
そろそろ、食器棚のダンボールをやめて、プラダンでなかの食器が落ちにくく、扉のガラスが割れないような対応と、扉ストッパーを取り付けていこうと考えている。
神棚から落ちたものも元には戻していないが、こちらももとに戻して壊れたものは買い換えないといけない。
雨が降り、今のところ雨漏りは確認できていないが、油断は禁物だ。
車の乗り替えを考えていたが、屋根の修復が必要となると、もう一度車検を通すことも視野に入れなければいけない。
目立った損傷はない我が家でさえこの有り様なのだから、被害の深刻だったところには本当にかける言葉も見つからない。
激甚災害指定が決まり、避難住宅10000戸の提供を決める岸田内閣。
だが、それは本当に被災地のことを思ってのことなのか、衆議院選挙に向けてのアピール材料なのか怪しい。
支援の受け入れを決めた米国の支援部隊のニュースは未だに聞かれない。
台湾が出発体制まで整えていた150人の救援部隊のほうが、よほど良かったのではないかと思っているのは、現場の状況を知らない自分の勝手な思いなのだろうか。
かなりやばい
富士通が英国の郵便局向けに納めていたシステムに不具合があった。
この不具合では郵便局が取り扱う保険で金額の不一致が生じ、保険担当者の不正が疑われて裁判で有罪判決を受けた人もいるという。
それだけでも重大な問題だが、保健担当者では損害賠償で破産した人や自殺者もいるということが、かなりまずい。
既に日本円に換算して230億円以上の補償金は支払われているのだが、これだけだと、数百人にのぼる冤罪被害者の救済には程遠く、システム開発した富士通に対する英国内での非難の声が高まっているらしい。
そもそも、システム納入からどのくらいの期間でこの問題が発覚したのか、つまり開発側の瑕疵責任となる不具合なのかは重要なのだが、もしも補償金の支払が富士通ではなく、英国であったなら、今後生じる補償金について、富士通側に一切の負担が生じることはないのだろうか。
英国ではこの事件を史上最悪の冤罪事件として位置づけていて、ドラマにもなっているようだ。
システムが巨大で複雑になればなるほど、プログラムの不具合は混入してしまい、不具合をゼロにすることは限りなく不可能に近い。
だから、不具合が起きた時に不具合により出力された結果を検証し、修復するための機能の必要性は重大だ。
マイナカードのシステムといい、この事件といい、国内最大手ベンダーである富士通の起こした問題は、日本製システムへの信頼度を著しく低下させた。
富士通社長は組織改革で人材の最大限の活用を掲げ、優秀な人材の収集にも積極的だ。
だがもしも、優秀な人材ばかりを集めて作るものが不具合だらけとなると、富士通だけでなく日本の大学教育のレベルまでが信頼度を下げてしまうことになる。
今年は富士通にとって、かなりの試練の年になる。
予想外の事態
少し大袈裟に書いた。
大地震でわが家でも、棚などから沢山の物が落下した。
アオリイカ釣りをしていた頃なので購入時期はかなり前になるが、SHIMANOのバイオマスター3000番のシャロースプールモデルを持っていて、1シーズンしか使っていなかった。
すでに何年モデルかも定かではないが、そこそこの値段だったと思う。
既に海の釣りはベイトリールがメインなのだが、去年はサヨリ釣りとカセの鯵サビキでスピニングリールを使った。
サヨリの方は、バスロッドに2000番の25年ほど前のアルテグラを使い、鯵サビキではエギングロッドにバイオマスター3000番を使った。
鯵も尺に近いサイズなので、サビキ釣りといえど、SHIMANOスピニングリールの2500から3000番が丁度よい。
そこそこのモデルなので、古いものとは言えこれは良い活用ができると思っていた。
このバイオマスターが地震でスチールラックから落ちた。
高さは150センチほどのところからだろうか。
見た目は何ともないのだが、ハンドルを回して離すと、以前より明らかに回転しなくなっている。
異音はしていないように思えるのだが、微妙にフレームが歪んだのかもしれない。
当然、以前よりわずかながら巻き感は重くなっている。
メカニカルもの、回転するものは、筐体が歪むと致命的。
今のところはキャストして巻き続けるような使い方でなければ、問題ないようにも思えるが、以前DAIWAのスピニングリール、カルディアをかなりきれいな中古で購入したのだが、いつのまにかギアが壊れたのかハンドルの逆転ストッパがきかなくなっていた。
SHIMANOのスピニングリールの故障は以前に95バイオマスターの2000番で経験している。
こちらのバイオマスターはバス釣りで使っていたので結構な使用頻度ではあったが、シャリ音とかそんなレベルではなく、リールとして機能しなくなって廃棄した。
そんなこともあって、自分の中でSHIMANOのバイオマスターは壊れやすいリールのイメージ。
スピニングリールはもう買わないと思っていたのだが、購入フラグが立ってしまった。
松本人志の性加害問題
女性に対する性加害問題で週刊誌と当人、所属事務所が裁判で争うことになりそうだ。
松本人志は番組出演を減らし、裁判に備えるようだ。
事実がどうあれ、個人的には興味はないのだけれど、ジャニー喜多川問題に続いて吉本の大物芸人による性加害。
ただ、松本人志の場合はそもそもそういった行為の事実があるのか、行為があった場合に未成年が相手でなければ自由恋愛なのかどうか、つまり行為に対する同意有無が焦点となる。
日本の芸能界というのは何とも情けない業界だとファンは感じていることだろう。
大地震と地形変化
近くで大きな地震があると、海岸線の地形は変化する。
それは目に見える大きな変化だ。
釣りに出掛ける大田マリーナの小突堤の外側に広がる砂浜とは呼べないほどの場所だったり、国分港に隣接する砂浜だったりがそうだ。
全国的に砂浜の後退が言われる中で、この2箇所は明らかに以前よりも砂浜が広がっている。
冬場にこの場所に行くことはないが、来年釣りに行った時にはこれらの砂浜はさらに広がっているだろう。
これは地面が隆起したことを意味する。
それだけならば、ふーんそうかで終わらせてしまいそうだが、事はそんなに簡単ではない。
隆起したということは、プレートが押されて持ち上がった状態だ。
押されて持ち上がったプレートがこれからも地震のたびに押されて持ち上がっていくわけではない。
いつか、持ち上がっていたプレートがずれてストンと落ちることになるだろう。
その時には、隆起していた箇所は広範囲に渡って大掛かりな落下を起こす。
その時に発生する地震の震度や、津波はどの程度の規模になるのか予想もできない。
歪んだ地形はいつか元に戻ろうとする。
それはかなりの高確率で発生するのではないかと想像してしまう。
自民党パーティ券事件初の逮捕議員
金額の多少でも変わるかもしれないが、初の議員逮捕者がでた。
特捜の本気度にほとんど全ての安倍派議員は戦々恐々としていることだろう。
逮捕された議員は自民党から除名。
今年は衆議院選挙が確実視されている。
実刑となるとは考えにくいが、もはや議員生命は絶たれたと言えるだろう。
もしも、金額の多少に関係なく全ての裏金を受け取った議員が除名となると、その数は100名に迫る。
当人達もこれだけの議員が一度にいなくなれば、政権運営は不可能になるのたから、逮捕されるのが金額でいくらから悪質と見做されるのかと見積もっているところだろう。
むしろ、最初に逮捕された議員は自民党に対して恨みタラタラだろうから、身内を背中から斬りつけるような真似をするやも知れない。
安全な地
今回の能登大地震で震源地に近いところでは多くの家屋が倒壊していた。
長周期地震で木造建築へのダメージが大きくなったこともあるが、もしも震源地が自分の住んでいる町だったら一体どうなっていただろうと考えると恐ろしい。
都心で今回のような震度7の地震が発生したらどうなっていたのだろうか。
木造建築でないものであっても、古い建物、建造物の崩壊は起きただろう。
そして、輪島市で起きたような火災が至る所で発生し、地震による直接的被害による死傷者よりも火災による死傷者が多くなるのは、阪神・淡路大震災で証明されている。
東日本大震災の時には、津波が町を襲い、それによる死者が圧倒的多数となったので、火災被害はあまり大きく取り上げられなかったが、コンビナート火災が発生したことは記憶に残っている。
避難所が圧倒的に足りないことも、わかった。
震度5強とはいえ、家屋倒壊までは見られなかった地元でも、元日の夜の避難所はとても希望者全てを受け入れるような状態では無かったらしい。
諦めて自宅に戻った人がほとんどだったようだが、電気、水道などのライフラインが止まっていたら、一体どうなっていたのか。
比較的地震の危険性が低い場所は日本列島にも存在している。
活断層から遠く、硬い岩盤層の上にある場所がそうだ。
昨年読んだ震災に関する小説で、津波被害を避けるために、津波が到達しない高台に居を移した住民が数年もすると、生活基盤となる漁港近くに移り住む話が書かれていた。
どんなに危険があると解っていても、リスクよりも普段の生活の快適さを人は優先するものだ。
もしも、絶対に地震被害がない場所があったとしても、そこが生活圏として快適でなければ人はけしてそこに居を移すことはない。
能登半島地震で大きな被害を受けた人達も大多数はそこで生活することを選択するだろう。
安全な地の価値が、現実的に降りかかる可能性のある災害リスクを超えることなど無いだろう。
日航機事故
1/2の夕方に羽田空港の滑走路で、札幌からの航空機が炎上した。
直接の原因は、滑走路で海上保安庁の機体に衝突したことによる。
根本原因はまだ1/3の朝時点では調査中。
海保の航空機は1/1に発生した能登半島地震への救援物資を運ぶためのものだった。
被害者は日航機は全員が脱出できており、けが人は出ているが死亡者はなし。衝突直後に主翼近辺の室内でも火災が発生していることから、奇跡的とも言える。
一方の海保は、死亡者5名。
今回の航空機事故は明らかな人災である。
管制と両機との事故直前のやり取りが解析され、原因が明らかになるだろう。
管制、パイロット何れかがミスを起こしたことになるのだが、どちらも1人で判断指示しているわけではない。
複数人でチェックしながらのオペレーションでもこのような事故が発生する。
2024年が始まったばかりで、大きな天災、人災が発生した。
良い年になるように、初詣で祈ってきたが、祈りは今のところ届いていない。
気を引き締めて2024年を過ごすようにするしかない。