予想外の事態

少し大袈裟に書いた。
大地震でわが家でも、棚などから沢山の物が落下した。
アオリイカ釣りをしていた頃なので購入時期はかなり前になるが、SHIMANOのバイオマスター3000番のシャロースプールモデルを持っていて、1シーズンしか使っていなかった。
すでに何年モデルかも定かではないが、そこそこの値段だったと思う。
既に海の釣りはベイトリールがメインなのだが、去年はサヨリ釣りとカセの鯵サビキでスピニングリールを使った。
サヨリの方は、バスロッドに2000番の25年ほど前のアルテグラを使い、鯵サビキではエギングロッドにバイオマスター3000番を使った。
鯵も尺に近いサイズなので、サビキ釣りといえど、SHIMANOスピニングリールの2500から3000番が丁度よい。
そこそこのモデルなので、古いものとは言えこれは良い活用ができると思っていた。
このバイオマスターが地震でスチールラックから落ちた。
高さは150センチほどのところからだろうか。
見た目は何ともないのだが、ハンドルを回して離すと、以前より明らかに回転しなくなっている。

異音はしていないように思えるのだが、微妙にフレームが歪んだのかもしれない。
当然、以前よりわずかながら巻き感は重くなっている。
メカニカルもの、回転するものは、筐体が歪むと致命的。
今のところはキャストして巻き続けるような使い方でなければ、問題ないようにも思えるが、以前DAIWAのスピニングリール、カルディアをかなりきれいな中古で購入したのだが、いつのまにかギアが壊れたのかハンドルの逆転ストッパがきかなくなっていた。
SHIMANOのスピニングリールの故障は以前に95バイオマスターの2000番で経験している。
こちらのバイオマスターはバス釣りで使っていたので結構な使用頻度ではあったが、シャリ音とかそんなレベルではなく、リールとして機能しなくなって廃棄した。
そんなこともあって、自分の中でSHIMANOのバイオマスターは壊れやすいリールのイメージ。
スピニングリールはもう買わないと思っていたのだが、購入フラグが立ってしまった。

松本人志の性加害問題

女性に対する性加害問題で週刊誌と当人、所属事務所が裁判で争うことになりそうだ。
松本人志は番組出演を減らし、裁判に備えるようだ。
事実がどうあれ、個人的には興味はないのだけれど、ジャニー喜多川問題に続いて吉本の大物芸人による性加害。
ただ、松本人志の場合はそもそもそういった行為の事実があるのか、行為があった場合に未成年が相手でなければ自由恋愛なのかどうか、つまり行為に対する同意有無が焦点となる。
日本の芸能界というのは何とも情けない業界だとファンは感じていることだろう。

大地震と地形変化

近くで大きな地震があると、海岸線の地形は変化する。
それは目に見える大きな変化だ。
釣りに出掛ける大田マリーナの小突堤の外側に広がる砂浜とは呼べないほどの場所だったり、国分港に隣接する砂浜だったりがそうだ。
全国的に砂浜の後退が言われる中で、この2箇所は明らかに以前よりも砂浜が広がっている。
冬場にこの場所に行くことはないが、来年釣りに行った時にはこれらの砂浜はさらに広がっているだろう。
これは地面が隆起したことを意味する。
それだけならば、ふーんそうかで終わらせてしまいそうだが、事はそんなに簡単ではない。
隆起したということは、プレートが押されて持ち上がった状態だ。
押されて持ち上がったプレートがこれからも地震のたびに押されて持ち上がっていくわけではない。
いつか、持ち上がっていたプレートがずれてストンと落ちることになるだろう。
その時には、隆起していた箇所は広範囲に渡って大掛かりな落下を起こす。
その時に発生する地震の震度や、津波はどの程度の規模になるのか予想もできない。
歪んだ地形はいつか元に戻ろうとする。
それはかなりの高確率で発生するのではないかと想像してしまう。

自民党パーティ券事件初の逮捕議員

金額の多少でも変わるかもしれないが、初の議員逮捕者がでた。
特捜の本気度にほとんど全ての安倍派議員は戦々恐々としていることだろう。
逮捕された議員は自民党から除名。
今年は衆議院選挙が確実視されている。
実刑となるとは考えにくいが、もはや議員生命は絶たれたと言えるだろう。
もしも、金額の多少に関係なく全ての裏金を受け取った議員が除名となると、その数は100名に迫る。
当人達もこれだけの議員が一度にいなくなれば、政権運営は不可能になるのたから、逮捕されるのが金額でいくらから悪質と見做されるのかと見積もっているところだろう。
むしろ、最初に逮捕された議員は自民党に対して恨みタラタラだろうから、身内を背中から斬りつけるような真似をするやも知れない。

安全な地

今回の能登大地震で震源地に近いところでは多くの家屋が倒壊していた。
長周期地震で木造建築へのダメージが大きくなったこともあるが、もしも震源地が自分の住んでいる町だったら一体どうなっていただろうと考えると恐ろしい。
都心で今回のような震度7の地震が発生したらどうなっていたのだろうか。
木造建築でないものであっても、古い建物、建造物の崩壊は起きただろう。
そして、輪島市で起きたような火災が至る所で発生し、地震による直接的被害による死傷者よりも火災による死傷者が多くなるのは、阪神・淡路大震災で証明されている。
東日本大震災の時には、津波が町を襲い、それによる死者が圧倒的多数となったので、火災被害はあまり大きく取り上げられなかったが、コンビナート火災が発生したことは記憶に残っている。
避難所が圧倒的に足りないことも、わかった。
震度5強とはいえ、家屋倒壊までは見られなかった地元でも、元日の夜の避難所はとても希望者全てを受け入れるような状態では無かったらしい。
諦めて自宅に戻った人がほとんどだったようだが、電気、水道などのライフラインが止まっていたら、一体どうなっていたのか。
比較的地震の危険性が低い場所は日本列島にも存在している。
活断層から遠く、硬い岩盤層の上にある場所がそうだ。
昨年読んだ震災に関する小説で、津波被害を避けるために、津波が到達しない高台に居を移した住民が数年もすると、生活基盤となる漁港近くに移り住む話が書かれていた。
どんなに危険があると解っていても、リスクよりも普段の生活の快適さを人は優先するものだ。
もしも、絶対に地震被害がない場所があったとしても、そこが生活圏として快適でなければ人はけしてそこに居を移すことはない。
能登半島地震で大きな被害を受けた人達も大多数はそこで生活することを選択するだろう。
安全な地の価値が、現実的に降りかかる可能性のある災害リスクを超えることなど無いだろう。

日航機事故

1/2の夕方に羽田空港の滑走路で、札幌からの航空機が炎上した。
直接の原因は、滑走路で海上保安庁の機体に衝突したことによる。
根本原因はまだ1/3の朝時点では調査中。
海保の航空機は1/1に発生した能登半島地震への救援物資を運ぶためのものだった。
被害者は日航機は全員が脱出できており、けが人は出ているが死亡者はなし。衝突直後に主翼近辺の室内でも火災が発生していることから、奇跡的とも言える。
一方の海保は、死亡者5名。
今回の航空機事故は明らかな人災である。
管制と両機との事故直前のやり取りが解析され、原因が明らかになるだろう。
管制、パイロット何れかがミスを起こしたことになるのだが、どちらも1人で判断指示しているわけではない。
複数人でチェックしながらのオペレーションでもこのような事故が発生する。
2024年が始まったばかりで、大きな天災、人災が発生した。
良い年になるように、初詣で祈ってきたが、祈りは今のところ届いていない。
気を引き締めて2024年を過ごすようにするしかない。

震災対応

富山県内では氷見市、小矢部市、射水市で震災ゴミの受付を行っている。
1/4の新聞ではこれだけが掲載されていた。
1/5の朝刊で高岡市の震災ゴミについての情報が掲載された。
高岡市の震災ゴミの受付が他の自治体に比べて1日遅れたのか、地方新聞が取材していなかったのか、定かではない。
新聞が取材しないことは考えにくいが、高岡市民は行政に対してため息をついている人も少なくないだろう。
全国県議会議長会の会長となった、富山県議会議長のコメントが新聞に掲載されたのがこれ。
議長会として国に対して何らかの処置をするように要望したい。調整しているところだ。
何なのかさっぱり解らない。
処置には対象があるはずなのだが、被災地域の何に対して要望するのか、調整するのは何時までにやるのか、通常の陳情と同じように検討するというのと同じように何か自然に動いた事態があれば乗っかるだけなのではないか。
地元議員が情報提供して足りない部分をケアしたい。
とも言っているが、お前は地元議員として何かやっているのかと問いたい。
通常時には誰が議員であっても同じかも知れないが、緊急事態では誰がリーダーであるかが大きな影響を与える。
大きなところでは、日本は海外からの人的物的支援を一律受け付けていないとしたその日に、米国からの支援を受け入れることにしている。
これが首相の聞く力。
力のあるものからの言葉はしっかり受け止めて聞くということらしい。
視線は国民ではなく、保身のための方向に向かっている。

墓石がずれた

菩提寺から、墓石が地震でずれたとの連絡があったと実家の母親から言われた。
まさか、富山県で墓石がずれるほどの揺れがくるなど想定外。
寺へ行き、住職と妻と3人でとりあえず安全だろうというくらいまで墓石を戻した。
最終的には石材店が他のずれた墓石と合わせて直してくれるとの話だった。
熊本地震などで、墓石が倒壊している映像は見たことがあったが、我が家の墓ではないものが完全に倒壊していた。
妻の実家の墓石も見ておこうとなり、見に行ったがこちらは数ミリずれただけで全く問題なくほっとした。
近所でも塀が倒壊したり、土蔵の壁が崩落したりしている。
元日の夜は避難所で過ごした人も結構いたようで、隣の町内では安否確認を行い、自宅で過ごすのか避難するのかを全世帯に確認したようだった。
家の所属する町内では、避難所が開設されたことも連絡されないし、安否確認もされない。
この差はどこから来るのだろうかと、疑念を抱くのも仕方が無いだろう。
知らざる人が不利益を被るのは当然の理なのだとしたら、自治会は干渉することも退会することも止めて欲しいものだ。

災害時の情報

NHKでは元日に発生した地震の発生直後から、ずっと地震に関する報道を繰り返している。
民放では、2日の朝には通常放送にもどり、画面の1部に地震に関する情報を流すといった感じだ。
住んでいる地区では建物の倒壊や道路の陥没地割れなどの目に見えた被害は今のところ見当たらない。
消防車が地震発生後に1台走っていったが、何かを呼びかけるでもなく、被害状況確認のための出動だったのだろう。
自治会にも災害時の体制表が記載されているが、果たして高齢者世帯に対する安否確認ができていたのかなど、どのような対応が取られていたのかは不明なままだ。
震源地に近い地域の広域情報を全国放送で繰り返し流すことも大切だが、行政が都合良く使う共助の構成グループとなる自治会や校区に対する情報が伝わっていない。
ラインで高岡市からの災害情報は送られてきており、避難情報へのリンクが作られているものの、そこには避難が必要な人は避難所に避難してくださいとだけ書かれている。
現在避難所が開設されているのか、避難行動に際して注意すべきことはあるのかなど、二次災害を起こさないようにするための情報が絶対的に不足していると感じた。
確かに自然災害に対するリスクは地域によって種類も危険度も異なる。
だが、全国チェーン展開する店舗がどこの店舗でも同じ店舗デザイン、サービスを提供するように災害時の行動マニュアルが地域によって千差万別とは考えられない。
もちろん、島部、山間部など大きく異なるマニュアルが必要なものもあることは理解する。
だが、ユニバーサルデザイン的な情報提供により、誰がどこで被災しても、情報難民が激減することは間違いないし、GPS情報から情報の取得先を確定することも可能だ。
自然災害は実際に起きなければ対応など何も変わらないし、何かが変わったとしても、長くても数年で古びたものになってしまう。

地震

元日の夕方、能登半島沖で大きな地震があった。
横揺れがひどく、トイレのタンクから水が溢れて、食器も若干割れて棚、冷蔵庫なども大きくずれた。
富山県は地震が少ない県なだけに、震度が4を超えることに慣れていない。
家具の固定にしろ、物が地震で揺れ落ちることに対しての対策が疎かだ。
今回の地震では大津波警報が発表され、実際に津波は海岸に到着した。
そして、現在は稼働停止している志賀町の原子力発電所の変電装置で火災が起きた。
大事には至らなかったが、もしも原子力発電所で事故が起きれば、自分が住んでいる町も避難対象区域となる可能性がある。
今回の地震で恐ろしかったのは、最大震度を記録したのが、原子力発電所のある志賀町だったことだ。
発電していなければ、燃料棒は冷却状態のはずなのだが、地震リスクをコントロールできているのかとても不安だ。
雪害があっても、台風被害と地震被害のリスクが低いことが富山県のアドバンテージだと思っていたのだが、地震リスクに加えて、原子力発電所の事故リスクがあるとなると。。。