架空党員

田畑議員が勝手に自民党員を登録していた問題でヤフコメでは、誰でもやっていることで自民党では当たり前みたいな書込みがあった。
忘れないでほしいのは、自民党総裁選挙では自民党員の投票結果が影響するということだ。
党員の一票の重みは国会議員のそれに比べれば重くはないが、総裁選挙への影響は確実にある。
世論調査の結果と、実際の党員投票の結果に乖離があることが不思議だったが、これで納得した。
つまり、国会議員が架空党員を大勢抱えていた場合、名前貸しした人にお願いすれば、党員の意思ではなく議員の意思が総裁選挙に反映されることになる。
自民党総裁は事実上の宰相となる。
これが選挙違反とならないなら、自民党の総裁選挙など国会議員の投票だけで済ませれば済む。
富と権力が集中することは、防ぎようがないことかも知れないが、あまりにも浅薄で愚かな議員選出がなされていると思ったとしても、それが自分に不利益でなければ良いとする有権者がいかに多いことか。
不思議なのは、前回の富山一区で若者層の投票支持で田畑が勝っていたこと。
彼等の選考基準が何なのか?
全く理解できない。
学校の生徒会長選挙でもしている気分なのか。
公職選挙法違反とはならないが、架空党員を作ることは総裁選挙を操作することに加担するということになる。
実害は出ないとかそういう問題ではない。
それならば法に抵触しないことならば、何をやっても構わないことになる。
闇バイトのリクルータなどは罪に問うことなどできないだろう。

兵庫県知事が再選

パワハラ、おねだり疑惑で県議会から全会一致で不信任が成立し選挙戦となった兵庫県知事選挙。
いずれの政党からも推薦公認を受けることのできなかった当の前知事が再選された。
政策についての評価は元々高かった知事なので、県民は明確でない疑惑と、企業から貰ったお土産よりも実績が勝ったということだろうか。
これが、おねだりとパワハラでは無く公費の無駄遣いだったとしたら、県議会から不信任案は提出されなかっただろうが、選挙となると当選は叶わなかっただろう。
富山では、前回の衆議院選挙で当選した田畑がまた党費の流用に問題があったと新聞に書かれていた。
好きでお金を出した人たちのお金がどう使われようと気にはならないが、原資が税金だと許せないと言うのが正直なところなのだろう。
だが、現実では沢山お金を出した人には見返りがあるのだろうから、お金を受け取ることも出すことも問題だろう。
まぁ、公職者は聖職者ではないのだからどこまでを許容するのか、それが重要になる。

日本人の平均寿命

人生100年時代というようになって、どのくらい経過したろうか。
今のところ日本人の平均寿命が100歳を超えたという話は聞かないし、寿命は確かに長くなってきているけれど、65年で20年寿命が延びただけだ。
人生100年時代と言うためには、平均寿命が今より20年くらい長くならないとその実感はないだろう。
つまり、現在35歳よりも若い世代が、今までと同じ寿命の伸び率で進めば、彼らが100歳になった時に、同級生の半分ほどが生きているような状態になって初めて人生100年時代と言っても間違いでは無いだろう。
何故寿命は延びたのか、不治の病で死ぬことが少なくなったことが最大の理由だろう。
とりわけ、65年前の日本人より身体が頑丈になったとか、健康になったとかそんなことは考えにくい。
現代の死因第一位はがんだ。
がん自体は早期であれば完治する病気なので、今後65年で寿命が20年延びるとすれば、癌に侵された臓器を人工のものに置き換える治療方法がスタンダードで、誰もがその治療を受けられるようになっていることが、条件になる。
だが、その頃には今よりもっと健康寿命が重視され、身体のあちこちに痛みを抱えて自分のことができないような老人が人口の1/3くらいを占めた世界になっているかも。

冬の備え

時々、原始時代に冬を迎えるための準備を想像する。
社会的な集団生活はあったのだろうか。
猿山の集団みたいなものがあったことは想像できる。
共助はあるだろうが、現代の社会概念みたいなものがあったとは考え難い。
仲間を殺したら、ペナルティがあったであろうことも想像はつくが、どこまでがセーフでどこからがアウトかは想像できない。
食料の備蓄は最優先事項で、居住空間の暖のための燃料の確保は困難であり、少しでも暖かい地域に生活基盤を持とうとしたであろう。
そうなると、北海道にいたアイヌ民族はどのように生き延びてきたのか。
生存条件はかなりシビアなものだったろう。
生物学的に強く、病気を持たないことは生き延びるための最低限の条件だ。
原始時代では真っ先に死亡してしまうという妙な自信はある。

ステンレスエアポット

家で使っているステンレスエアポットがどうやら寿命をむかえたようだ。
お湯がすぐに冷めてしまう。
寒くなってきたせいかと思っていたが、ポットの外側が熱くなっている。
今までそんなことはなかったので、壊れたということだろう。
ステンレス真空構造のエアポットが壊れるとすれば、お湯が出なくなるかと思っていたが、まさか保温機能が先にダメになるとは思わなかった。
ポットの外側が熱くなるということは中の熱が逃げているということだ。
真空状態を保つために、ステンレスの2重構造はシールされているはずなので、そのシーリングがだめになったのだろう。
電気ケトルで良いじゃないかと考える人も大勢いるだろうが、節電効果もあるエアポットは便利なので買い替えを決めた。

釣り方によるリール選択

カセ釣りなど、投げる必要のない釣り方では圧倒的にベイトリールが扱いやすい。
仕掛けを落としていくにしても、沈下速度はサミングで調節可能だし、タナを上げてきてまた落とすといった作業も楽。
さらに、引きの強い魚が掛かった時もベイトリールのほうがドラッグ力が強いので有利だ。
唯一何か問題があるとすれば、ドラッグ力は強いがドラッグ性能というか、微調整が難しい。
例えば尺アジが釣れる状況で、サビキを置き竿にしたいときに竿尻にロープを付けられない場合、ドラッグを緩めにして竿を持っていかれないような調整が必要だ。
ベイトリールの場合、ハンドルのところにあるスタードラッグで調整するが、お世辞にもドラッグ操作はスピニングリールよりもやり難いし、ジワジワラインが出ていくような調整とそれより少し緩い調整が楽ではない。
スタードラッグはハンドルと一緒に回転するが、スピニングのドラッグはスプールが回転しても回転しないし、ドラッグを緩めない限り、スプールは回転しないので、直感的に大体この位置ならどのくらいのドラッグの効きかわかる。
投げる必要のない釣り方なら、バックラッシュの心配は限りなく低いし、ドラッグを緩めてラインを出して、それを巻き取ることをしてもラインの捻じれは生じない。
スピニングだと、15メーターほどのラインの出し入れを繰り返すと、その長さで糸のねじれが蓄積しやすいのでライントラブルの可能性は高くなる。
だが、カセでカワハギとサビキの二刀流で釣りをする場合、カワハギ用のロッドは短めのロッドを使用できるがサビキ用はもう少し長いものを使いたい。
自分の場合、カワハギは6.6のフィネスロッドで、サビキは8.6のエギングロッドを使う。その差は2フィートなのでおよそ60センチ。
サビキ竿は置きっぱなしにするので水面への投入位置は30センチほどサビキが遠い位置になり、僅かながらおまつり対策にはなる。
スピニングロッドにベイトリールの装着は物理的には可能。
キャストするわけではないので、ガイドサイズも問題ない。
グリップの違いで、リールの巻取り時に多少使いにくいか。
一考の余地はある。

トクリュウ

2024年の流行語ではない。
匿名、流動型犯罪グループのことで、SNSなど匿名で発信できるような場所で犯罪への参加者を募る犯罪形態のことだ。
都心部の一軒家への強盗犯罪の件数が急増している。
闇バイトと称して、実行犯を募り、犯行時には見も知らない複数人で犯罪行為を行う。
オレオレ詐欺と体系は似ていて、実行犯とリクルータ、元締めが存在するが、元締めが誰なのか実行犯は知らない。
強盗なので、家人は被害に遭うし、金の場所を聞き出すために、老人が一人で在宅している時間帯を狙うふしさえある。
元締めは一体どんな人間なのか。
暴力団の可能性は低いと思うのだが、暴力団への締付はきびしくなり、特定組織に属さないトクリュウの元締めなどは、暴力団には手を出されることは無いと考えている。
肯定するわけではないが、生物学的に弱いものが強いものに何かを奪われるのは人間のみならず生物の原始的な行動学に顧みれば自然な行動だ。
ただ、現代社会では個が個から何かを奪うことは許されない。
個から何かを奪うことができるのは、国家のみなのだ。
警察は威信をかけて、トクリュウ組織を潰すのか、忙しさにかまけて、末端のみを捕まえて、割に合わないのだとアピールするに過ぎないのか。
どちらだろう。

103万円の壁

近頃TV、新聞を賑わすこの言葉。
要は、扶養になれる所得限度額がこの金額であり、これを178万円にしろと息巻いて、議席数を大幅に伸ばしたのが国民民主党。
この金額の根拠は103万円という金額を設定してから最低賃金が1.6倍になったからだそうだ。
一方で、総務省はこれを行うことによる税収の減少は7.8兆円になると試算している。
家計と同じで、収入が減ったのなら別に収入を増やすか、支出を減らすしかないということを暗に仄めかしている。
TVで橋下徹が減税はできるんだと言っていた。
あたかも、何も変えることなく減税できるかのような印象を与えるが、絶対にそんなことはないと言って過言でない。
もちろん、税収不足分の国債を発行すれば、見かけ上サービス低下なく減税が実現する。
税金の壁を見直しても、社会保険料の壁が次にある。
現実的ではないなどという論旨にはもう、うんざりだ。
国民全員が確定申告を行い、帳簿提出義務を負うことで、きめ細やかな税の徴収につながるのであれば、それこそマイナンバーカードが全ての収入と支払いに紐付けられるように検討すべきなのだ。
そうすれば、内閣の支持率が低下した時点でトリガーとなり、代わりの総理や、大臣を選択するようにすれば良い。
そんなことは都合の悪い政治家や役人、金持ちがいるから実現することは絶対にないのだけど。

2024年大相撲11月場所

今年の最終場所が始まった。
横綱、照ノ富士は休場。
若い3大関を中心に優勝争いとなる展開を期待したい。
初日の3大関の取組結果は全員白星スタートとなった。
だが、相撲内容を見ると、大の里、琴桜は差し込まれて土俵際で体をかわしての勝利であり、横綱相撲をとるにはまだまだ程遠い感がした。
豊昇龍は危なげない一番ではあったが、スタミナの問題で中日を過ぎてからの取組がどうなるかが課題だろう。

他山の石

北朝鮮の兵士がロシアの対ウクライナ最前線に派兵されている。
もちろんニュースでそのことは報じられており、多くの日本人もその事実を認識してはいる。
だが、総じて多くの日本人の反応
は薄く、他山の石と考えている。
そもそも、何故北朝鮮はロシアの最前線に自国兵を派兵したのか。
その数は数万に上るという。
考えられるのは、戦地を経験させるという目的だ。
全滅してしまっては元も子もないが、少なくとも何割かの兵は生き残ると考えたのかも知れない。
実戦を経験しているかどうかで、兵のレベルは格段に高くなる。
しかも、近代戦における最前線の歩兵が生き残るならば、得られる経験値は相当高い。
韓国国境を破壊したのは、大量の派兵により防衛線が維持できないと判断したのが理由だろう。
越冬して兵を引き戻した後に、近代兵器で武装している韓国軍と戦うための準備だと考えれば納得がいく。
北朝鮮と韓国が戦争となり、実戦経験を積んだ北朝鮮が一定の戦果を得た場合、次に北朝鮮が狙うのは日本だろう。
中国にとって、今や日本は魅力的な国ではないと書いたが、北朝鮮にすれば食料、とりわけ主食にできる米の潜在的な生産能力や戦争転用可能な技術力は魅力的だろう。
弾道ミサイルで先制攻撃した後、小松、敦賀を攻めるのが定石か。
全ては、ウクライナ前線で士気の高い兵が相当数帰還できることが大前提であり、プーチンが北朝鮮兵を捨て石としないことが大前提ではあるが。