梅雨入り

北陸が梅雨入りした。
平年より1日早く、例年より10日早いとのことだ。
梅雨入りや梅雨明けがはっきりしない年もあるが、何だか今年は週間天気予報を見る限り梅雨らしい天気が続く。
しばらく鰺釣りばかりしていたが、梅雨入りしたので釣行ペースは下がりそう。

高岡市長選候補者

現職候補が圧倒的に有利とされるのが選挙。
現市長が前回勝てたのは、現職市長の退任に伴う新人候補の一騎打ちで尚且つ、全国的に若い市長の活躍が目立っていたことによる理由の無い追い風のおかげだろう。
今回の市長選では市議から2名が候補に名乗りを上げた。
ひとりは前回の市長選に敗れたものの、同年の市議選に当選した出町譲。
もうひとりは、女性候補の中川一代。
それに現職の角田ゆうき。
いずれも自民系候補だが、首長に関して言うと党の公認候補というかたちはあまりとられない。
だが、市議や県議、近隣首長が応援に回るので自ずと自民公認とわかるようになっている。
選挙期間には入っていないので、各候補は政策ビラを配りまくっているし、昨今流行りのYouTubeでの配信も新人候補はやっているようだ。
女性候補の政策ビラがポストインされていた。
現市長の批判色が強いもので、借金の多い高岡市において減額していた市長手当を満額に戻したこと、アメリカの友好都市訪問時の費用が以前から6割も増額したこと、駅南の旧商業施設跡地を使用目処も無いのに実質高岡市の資産として購入したことなどを批判していた。
だが、これらはすべて彼女が市議のときに議会で議決されたもので、アメリカ訪問時には彼女もビジネスクラスを公費で利用していたのだから、どの口が言うのだと呆れている。
もし彼女が市長になった時、彼女は報酬を4割カットして、取得した駅南の土地を再売却するのだろうか。
予想にすぎないが、今までの市議会議長時代の発言を振り返る限り、ビラでは勇ましいことを書いているが、恐らく何もしないだろう。
ましてや、市議のほとんどを敵に回しての選挙になるので、勝ち目は薄い。
もしも、市長選に敗れてからも秋の市議選で市議に返り咲けば良いなどと考えにいるとしたらとんだあまちゃんだ。
注目したいのは、市議になってから1000回を超える辻立ちをして、丁寧な発信を個人でやっている出町候補だ。
政策についても具体的なことを発信している。
市長の採択でどれだけのことができるのかは不明だが、考える力は一番だろう。
彼に関しては市議時代に同じ高岡愛というグループを作っていたお笑い芸人のおかんだ。
彼は出町を応援するのだろうか。
県連からは現職応援を厳命されているだろうから、何だかんだと理由をつけて誰も応援はしないという立場をとるのではないかと推測している。
だとすれば、義理も何もあったもんではなく、政党のための活動が最優先のくだらない県議にすぎない。
現市長は市長になってから地元のインフラがとても良くなったと聞く。
市長の権益とでも言うのだろうか。
昔、職員採用への口利きで過剰とも言える大量の職員を抱え、自宅周りのインフラが素晴らしい堀市長を彷彿とさせる。
市長は4選が暗黙のルールと言われる。
仮にあと3期つとめたとしたら、その時点で角田はまだ55歳。
セオリーなら国政進出を狙うしかないのだけど、それほどの誠実さはあるのか?

旬を楽しむには

また鯵の話になる。
鯵に限らず、魚の旬は産卵前と言われている。
産卵で魚は体力を必要とするために、体に蓄えられた栄養を使う。
産卵後は魚で言うところの脂の乗りが悪くなる。
晩夏から晩秋が産卵期らしく、その前の初夏から夏が美味い鯵の旬らしい。
釣り人とすれば、上手くて釣り味も良い鯵を釣りたいが、船で釣りに行くとかでなければ、堤防などからのいわゆる陸っぱりでは初夏から夏に釣れる鯵のサイズは小型中心になる。
中アジから尺くらいまでの鯵が堤防から釣れるのは、せいぜい5月一杯だと思った方が良い。
実際には大きな個体が夏に堤防近くに入らないかと言うとそんなことは恐らく無いと思うが、最近の猛暑で水温が高すぎると大型個体は的水温の場所に移動してしまうのではないか。
この記事を書いている時点で富山湾の表層水温は16度。
インターネットて調べるとでてくる鯵の適水温に収まっているのだが、実際に大きめの個体が陸っぱりから釣れるのは、13度から15度くらいではなきだろうか。
これが12度とかだと、なかなか厳しく、タイミングが大きく絡むので、長い時合が続くのは15度前後がギリギリかも知れない。
つまり、鯵が美味いと言われる6−7月に大きな個体を釣るには筏やかせの釣りが必要になる。

ブラウザで動作するシステム

多分、ブラウザで動作するサービスに慣れている世代は思わないことなのだが、画面サイズに対して表示レイアウトがどうあるべきかという問題がある。
基本、ブラウザでは画面サイズにフィットした表示を行うようにhtmlを書く。
一方で、画面上の部品サイズは固定サイズで定義する。
なので横方向に複数の部品を配置する場合、ブラウザのウィンドウサイズの横幅を狭くすると、二段に配置されたりする。
昔のシステムではレイアウトの崩れを嫌って、ウィンドウサイズを変更できないようにした。
ウインドウサイズは変更されないのだから、画面デザインは固定となる。
だが、ブラウザを使う場合、そのウインドウサイズに対して何%の幅の枠を作る、その中に固定幅の部品を置くことがある。
ブラウザは賢いので、中の部品の方が大きければ、最小幅はそれ以上狭くならない。
そんな当たり前のことに対してレイアウト崩れを嫌がる人は未だにいる。
そもそも、そんな画面デザインにするのが悪いのに、環境の変更で崩れたレイアウトが問題だと騒いだりする。
フルサイズ表示で期待通りの表示ならば問題なしとするのか、根本的にデザイン変更するのかだけの決め事だと思うのだけど。

釣りは物理

最近は能登島釣りセンターにハマっている。
狙うは鯵一択。
ここまで、鯵にはまるなんて思ってもいなかった。
同じ売り場で同じような釣りをしていても何故かあきらかに釣果には差が出る。
サビキの針の食いに差が出るかを確認するために、鰺が釣れるたびに何番目の針にかかったかを2回連続で記録してみた。
最初は種類の違うサビキでの差。
これは予想通り針のサイズ、色、ティンセルなどの飾りの差が出た。
時期で釣れるサイズが違ってくるので、マッチザベイトではないが重要。
2度目は、同じ種類の針を複数つけた状態での比較。
これは意外な結果が出た。
サビキカゴは上カゴなので、1番2番の針が同じものならアミエビの撒かれる場所に1番近い針が1番釣れるかと思いきや結果は違った。
妻も私も圧倒的に上から2番目の針が、1番釣れる。
その次がそれの上下の針で、同じスキンならティンセルの付いた針に食ってくる。
さらに興味深いのは、尺アジになると明らかに針の種類で食ってくる差が出る。
スキンではなく、魚皮でティンセルはケイムラ、黒のアジ針10号に1番食ってくることが分かった。
これについては、針の位置は下側が良さそうなのも面白い結果。
サビキ針の配置位置、間隔に工夫をすればもっと効率的に釣れるということだ。

米と人口

現代の日本人は物わかりが良い人がなんと多いことか。
米の価格が高くなったことに対して、一体いくらかかっているのか解らない米の生産に適切な価格をなどと言う。
元々食糧管理法で米の生産は保護されていたのが、補助金の支払いが多すぎるとして補助金を廃止、過剰生産となっていた米の生産量を減らすために減反政策を強く推し進めた。
そう言えば、人口政策にしても日本の人口が増えすぎることを危惧して子供の出生数を抑える政策を進めたのだ。
人口増加を抑えるのは簡単なことだ。
育児費用を高め、費用算出のために女性が働かざるを得ないようにする。
どう転んだって、男性が出産できないことは事実で、性別の差による社会への貢献は違っている。
そこで使われるのが、平等と自由という言葉だ。
真に平等と自由を進めるのであれば、弱者を救うセーフティネットなどのためにリソースを使ってはいけない。
だが、いつどこかで自分が社会の網から溢れるかもという不安を煽ってセーフティネットを構築するための金と仕組みが必要だと言うのだ。
人口が減れば、米は余るので生産を減らす。
米作が儲からないとなると、米を作る人は減るうえに、新たに農業を始めるハードルは高すぎるときた。
もはや、負のスパイラルを回し始めた日本には逆転の目はかなり少なくなっている。

撒き餌テロ

能登島海釣りセンターに近頃はハマっている。
6月1日に鯵狙いで行ってきた。
夕マヅメ狙いで午後からの釣行。
黒鯛狙いの釣り人がボチボチいる。
この釣り場はチヌも居れば鯵もいるので、いろいろな釣り人が混在している。
餌が豊富に撒かれるので、スズメダイが大量に居着いている。
ここの水深は10メートル近くあるので、スズメダイがどれだけ湧いてもボトムの鯵狙いなら影響が無いと思っていたが、サビキカゴからこぼれる撒き餌を追ってボトムまで追いかけてくる。
仕掛けの投入点近くにスズメダイがいなければ、ボトム付近でスズメダイが釣れることはないのだけれど、一旦投入点からスズメダイに付きまとわれてしまうと、もはや鯵が釣れるのは奇跡に近い。
チヌ釣り師が撒き餌を撒くのは仕方が無いことだが、足元サビキの近くにまで撒き餌を広範囲に撒かれてしまうと、もはやボトムの鯵を狙って釣るのはサビキでは困難になる。
このことを撒き餌テロと呼ぶことにした。
それでもボトム付近に鯵が回ってくればサビキ針だけでも何とかならないかと思ったが、やはり見切られてしまうのか釣れない。
オキアミをサビキバリに付けて、コマセカゴは空で狙えば、アジがいれば食ってくることはわかった。
でもそれでは回遊鯵を、足止めすることはできないので効率が悪い。
全くもって撒き餌テロには参った。

長嶋茂雄、鬼籍に

長嶋茂雄が亡くなった。
昭和のシンボルが亡くなったとか、故人に想いの深い人は多くいる。
故人の長男の一茂は親子の縁を切っているとか。
相続も放棄するとか一茂は言っているようで一体二人の間に何があったのか想像もつかない。
少なくとも一茂は父親のおかげで経済的な苦労というのは全く知らずに育ったはずだ。
もしかすると、父親のように野球選手として大成していれば関係は良かったかも知れない。
父親が一流選手でそこそこ野球ができたばっかりにプロという道を選んでしまったのかも知れない。
一流とはなれずに、この道以外を選んでいればと父親のことを恨めしく思ったことがないとは言えないだろう。
プロ野球選手の後に彼が選んだ道は芸能人。
今まで父親の庇護の下にいたのが、畑違いの世界で父親から見捨てられたようにでも思ったのだろうか。
小さい男だと簡単には言えないようなことがあるのかもしれないが、少なくとも育ててくれた親の葬儀の喪主すら務めないのはどうだろうか。

炙って鴨

スズメダイは釣り人に嫌われている魚だが、九州のほうでは炙って鴨と呼ぶところもあり、うまい魚とされている。
一度食ってみたいと思っていたが、どうせ食うなら旬がいい。
調べてみると6月くらいが旬のようなので、鯵釣りのついでに釣れたスズメダイを持ち帰って食べてみた。
炙って鴨はたっぷり塩を振って一晩おいたものをなるべくパリパリに焼く。
その時魚は鱗も内臓も取らない。
ただ、エラだけは取らなければいかないようだ。
食った感想は、確かに美味いがなるべく大きな個体だけを持ち帰って食べるようにしないと、可食部分がかなり少ないので、駄目だ。

何だかブルーギルみたいで美味しそうではなかったけど食わず嫌いは駄目だね。
未利用魚を食すのは釣り人の特権のひとつ。
そこそこ釣れて調理も楽で美味しい魚なら未利用魚大歓迎。

賛否両論

小泉農水大臣の備蓄米はすでに店頭に並んでいる。
この時点で日本の農政について批判する意見を言うのは果たして最善手なのだろうか。
批判的な意見で多いのは、買えない人が大勢いる中での今回の備蓄米放出は焼け石に水で根本的解決には至っていないというものと、来年度になればタダ同然の価格で払い下げられる米が1800円とか儲けすぎだと言う意見が多いだろうか。
こう言った意見を言う人は現実が見えていないわけではない。
食料政策の理想の状況がどのようなものか解らない中で、自分にとって不手際だと思われる状況を非難することは馬鹿げていることも理解したうえで批判的意見を述べている。
国政に忖度する必要など無いが、果たして多様性はどこまで尊重されるべきなのか。
有事のための備蓄米を米価が高騰したからといって放出するのはまちがっているという意見は間違いではない。
では、その人は有事の備えをしているのか?
備蓄米が有事の備えとして十分なのか、一体どのくらいの期間すべての日本人が餓死しない量が必要なのかなど考えもしない。
ネットニュースで米不足だと言っていれば米不足だと思うのだろう。
組織運営など所詮烏合の衆をどう黙らせるのか、それに尽きる。
とりわけ日本人は大多数が烏合の衆に属して、反対意見を述べるものは危険視され、集団から排除しようとするバランスゲームが大好きだ。
江戸時代からのカースト制度が骨身にしみて、その名残を引きずっている。
せめて、カースト上位の人が今でもバランス良く国政を担うなどしてくれていればもう少しまともな事態になっていたのだろうか。