予約システム

世の中、待ち時間ほど無駄な時間はないと考える人が多いので、様々な業種で予約システムが使われている。
某飲食店の予約をしたところ、自動送信されるメールに書かれている内容が難解だった。

お店に到着したらまず、チェックインしてください。
後ほど予約番号をお呼びするので、チェックインしてください。

何だかフィッシングメールの文章のやうではないか。
それともお店に到着したらすぐに店員が予約番号を呼んでくれるからチェックインしてくれということだろうか?
それなら、来店したことをお店に認識してもらうために予約番号を知らせなくてはいけない。
もしくは、来店したら第一段階のチェックインを済ませる。
そしたら、お店側では来店したことがわかるので、予約時間になったら呼ぶから第二段階のチェックインをするということか?
確かにそうすることで、お店側にすれば来店したが、いなくなってしまった予約は第二段階のチェックインがされなかった予約ということになる。
だが、こんな手順が本当に必要なのか?
同じ言葉を、使うのもダサい。
そのうち、このお店ではパネルからのオーダーも食べたい商品を操作パネルでチェックインしてください。
商品が届いたら、その商品を操作パネルでチェックインしてください。
精算する場合は、操作パネルからチェックインしてください。
店員がチェックインしにお席にチェックインしますので、チェックインしてください。
なんてアホみたいなことになるかも。
ハマいねー。

包丁の柄を交換した

出刃包丁の柄が割れていていると書いた。
Amazonのブラックフライデーセールを待って、少しでも値下がりしないかと出刃包丁の柄と柄を割るためのタガネを購入。
こういったものは流石にセール対象品にはならなかったが、魚釣りに行かなくなるこのシーズンなので、すぐに出刃包丁の出番もないから、まあいい。
包丁の柄を叩き割るのに、路肩のブロックの上に置いてタガネで叩く。
刃の部分はチラシでグルグル巻いて、ガムテープで止める。
柄の根元の樹脂カバーみたいなやつはタガネでも割れなかったが、それより下の部分を割り外したら簡単に取れた。
赤錆は思ったほど酷くなく、金槌で叩いたり、タガネで刮げ落として落ちる錆は落とした。
グラインダーでも持っていれば、完全に錆を落としたいところだが、そこは妥協。
ガストーチで柄に挿し込まれる部分を焼く。
表面に酸化鉄、いわゆる黒錆の被膜を作って、赤錆が出にくくなる。
あまり熱を入れすぎると、刃の部分が焼き鈍しになる可能性があるのでほどほどにして、熱いうちに柄に挿し込む。
焼きから差し込みまでは、チラシで巻いた刃の部分をプライヤーで挟みながらの作業。
購入した柄は150mm出刃包丁のものなので、今までの柄より長い。
挿し込み部分が緩いのではないかと思ったが、根元近くまで金槌で叩きながら挿し込むとガタツキはない。
だが、魚を捌いている途中に刃が緩むのは嫌なので、僅かに見える隙間から爪楊枝を5本ほど打ち込みハミ出ている部分をカッターで切って、柄の部分にタップリ水をかけて終了。
意外と簡単に柄の交換はできる。
但し、和包丁で木の柄じゃないと難しそう。

我が家の包丁、三徳包丁

結婚した時に購入した包丁。
三徳包丁は3代目にして、牛刀にした。
その他に出刃包丁と刺身包丁を購入した。
包丁は使えば切れ味が悪くなる。
切れ味の悪い包丁は怪我のリスクが高くなる。
切れないので、変な力を入れたりして包丁を持つ反対の手を切ってしまうから。
包丁の切れ味復活のためのツールも、ローラー2つの間を何度か通すものから始まり、ダイヤモンド砥石に。
刃物は研げば削れていく。
初代の文化包丁は、床に落として刃先が大きく欠けていたが、長年研いでいくうちに欠けの部分が無くなるほどに刃の幅が狭くなった。
のし餅を切る際に柄を握る指がまな板に当たるようになったので、2代目の三徳包丁に買い替えた。
2代目はまだまだ使えるのだが、三徳包丁よりも上級者向けと言われる牛刀を3代目として購入した。
今まではホームセンターで5000円を目安にして包丁を選んでいたが、少しだけ良い牛刀を選ぶため、10000円ほどのマダガスカル鋼のものを購入。
刃紋が独特で、三徳包丁よりも刃が薄い。
硬いものを切るときは2代目三徳包丁を使うか、出刃包丁を使うことになる。
包丁は長く使う台所用品。
快適に使えるようにしたいものだ。

利益確定売り

さくらインターネットの株がガバクラ採用ニュースから3日後の11/30に少しだけ下げた。
悪く言えば投機的銘柄扱いになっていたのだから、ここで一旦利益確定売りに動いた売買があったのだろう。
発表前から比較して700円も株価が上がったのだから、仮に1000株持っていて売り抜けた人は70万円の利益確定売りだ。
NISA枠だと、70万円が無税での収益になる。
配当自体は3.5円なので1900円で取得した場合だと、配当率は0.18%なので長期で安定保持する目的の銘柄とは言い難い。
このお祭り相場がいつまで続くのか、気になるところだ。

さくらインターネットのガバクラ採用

ニュースが流れた翌日の一般紙ではこのニュースに関する記事を見つけることができなかった。
一般紙なのでもしかすると、どこかの片隅に小さく載っていたのかも知れないが、インパクトの強いニュースではないことが伺える。
一方で株式市場の反応は大きく、ニュースが流れた11/28には300円高。
11/29も400円高の1900円。
配当がまだ望めないので投機的な買いだろう。
だが、ガバクラとしてさくらインターネットがどれだけ使われるのか、技術要件を満たすためにどれだけ内部の技術力が向上するのかなど、期待値はかなり大きい。
正直なところ、国産ガバクラにはNTTデータが名乗りを上げて採用されるものだと思っていたが、以前2019年にNTTデータのクラウドは壊滅的な問題を発生させていて、クラウド事業には力を入れていないというのもあるかも知れない。
そもそも、クラウドはクライアントに対してリソース提供を行うだけでなく、それらリソースへの不特定多数ののリクエストを処理しなければならない。
意外と大変なのがバックアップで、障害発生時のリストアと含めて完璧と呼べる仕組みを提供していなければ稼働率がほぼ100%となるクラウドとは言えない。
残念なことに、この辺りのサーバーに使われるOSはLinux系のものになる。
そして、まともな国産linuxは存在しないというのが、私個人の認識だ。
さくらインターネットではレンサバではfreebsdを使っているが、クラウド用のに対しては何を採用しているのだろうか。
深く考えなければ、RHEL系のcentOSの可能性がかなり高いが、ガバクラとなるとRHELになる可能性が高い。
このOS費用がヤバい。
サーバ自体のCPU個数でOSの保守料金を含めて価格が変動する。
そして、余裕を持ったサーバー構成にしようにも、過剰と見做されるシステム構成に対してお金が支払われるのかが何とも不明だ。
クラウドとは言うが、結局はガバクラ用の専用サーバを管理するデータセンターがオンプレミスではなく、さくらのものになるというだけだ。
ミニマム構成でスタートして、規模の拡大に合わせてスケールアップさせていくのは、むしろ一般向けのクラウドサービスを提供しているさくらにとっては得意分野かも知れないが、サーバのリプレイスが伴う作業は可能な限り実施しないほうが、運用にとっても利用者にとっても好ましいことに間違いはない。
さらに、コンピューティングリソースを提供する手段も気になるところだ。
現在は、Amazon方式かopenstack方式かの2択と言って良い。
どのような構成になるのかは、一般公開はされないだろうが、高専出身のさくらインターネット社長の技術力の見せどころだろう。

国内ガバクラ

日本のガバメントクラウドの事業者には国内事業者は選ばれていなかった。
ガバクラ事業者の選出条件はなかなかに厳しく、データの暗号化やサーバールームのセキュリティや一般的なデータの冗長などだけではなく、データセンターの設置されている場所の断層なども条件になっている。
データセンターの箱がどれだけ頑丈でも、立地場所が活断層から近いと選出されないわけだから火山大国である日本にとってはかなり難しい条件だ。
データセンターは二箇所以上必要でそれぞれが地震による倒壊の危険性が無いこと。
今まではGoogle、Amazon、microsoft、oracleの4つがガバクラ事業者として選ばれていたのだが、正直なところ政府のクラウドが海外事業者というのは最悪の選択だ。
そもそも、ガバメントクラウド事業者となる条件自体、海外の基準を参考にしている可能性が高いのでないかとすら考える。
他国から軍事力と見られている自衛隊を破棄して米軍基地だけに国防を任せるのと同じくらいに、重要なデータを米国のしかも民間企業に保持させるなど、正気の沙汰ではない。
米国は友好国なのだから、問題無いと考えている人もいるかも知れないが、貴方の金融資産の詳細データを記載した書類を封筒に入れて、絶対に開けないでねといって、他人に渡すようなことを日本政府はしているのだ。
友達ならば信じて預けるよというおめでたい人がいるのなら、その人の友達になって情報を預けてもらいたいくらいだ。
政府が勝手に国外企業に重要なデータを預け、そのデータがロックされてしまうと、行政サービスが全停止する可能性もあるのに、政府はアホしかいないのかと思っていた。
それが許されるのならば、日本国籍のない海外の優秀な人が日本の政治家になっても良いんじゃないだろうか。
放送事業者に海外の資本が一定以上参加できないのは周知の事実だが、情報の世界では、海外事業者に委ねられていて、何の法的制限も無かった。
政府基幹システムのクラウド化が最優先であるために、使えるものは日本になければ、外国から採用することもやむ無しといったところか。
尤も、国防のための軍備の殆どが海外製でしかも、本家のものに性能制限が掛けられているものを使わされていると専らの噂なのだから、日本というのはおめでたい国である。
それが、ようやく国内事業者としてさくらインターネットがガバクラ事業者として選ばれた。
ただし、技術要件を1部満たしていないらしく、2025年度末までにそれをクリアすることが実際の採用条件のようだ。
とはいえ、これが朗報でなくて、何とする。
そして、この実績がさくらインターネットのこれからの事業展開に大きな影響を与えることも間違いない。
官僚は国内事業者に対して監査ポジションとしての天下り先を要求するだろうし、不当な廉売を要求する可能性すらあるかも知れない。
とりあえず、さくらインターネットには大きな喝采を送りたい。

どちらが身勝手なのか

2023年の酷暑の影響は、自然界にもある。
ドングリが多く実らず、冬眠前の熊が人里に降りてきて柿の実を食べて、その際に偶然遭遇した人間が怪我をするなどの人的被害も多く発生している。
行政はそのような熊に対して駆除しようとするのだが、それに対して地域住民ではない人たちから役所に対して非難の電話やメールが届くという。
非難する人達は熊が可哀相だという。
彼らは否定するだろうが、彼らは野生動物と共存することが、いとも簡単にできると考えている。
現実的ではないが、野生動物の生息域と人間の生活圏を完全に遮断することができたとしよう。
その場合、野生動物の生息域では自然界が与えてくれる食料に見合った個体数しか生き残れないことになる。
この方法が可能ならば、駆除反対の人達は納得するのだろうか。
この方法を取ると、人里で何とか食料を得て生き延びることができた野生動物たちは確実に餓死する。
それが自然の摂理であるから、それが良いとするのであれば、知識や科学で生息域を拡大した人間は自然の摂理を捻じ曲げて生きている。
現在得ている知識も含めて自然の摂理だとするならば、野生動物の駆除は自然の摂理に反することにはならない。
クレーマーたちに、1度熊に襲われてみれば良いというのは同じ立場になっても熊に対して駆除という選択をしないのかという問いかけだとは解る。
勿論クレーマーたちは熊に襲われて命を落とすこともやむを得ないことだとは考えてはいないだろうし、襲われた時に近くに銃を持った人がいれば助けを求めるだろう。
どちらの側の人たちも、人間がいつまでも地球上の生物の頂点にいるなどと考えてはいないだろうか。
コロナがもっと凶悪なウイルスで潜伏期間も感染期間も長く、致死率が100%に近いものだったら、人類は今地球上には殆ど存在していない。
僅かに残された人類はそれこそ野生動物と自然の摂理に従った闘いを行っていたことだろう。

2023年九州場所結果

優勝は大関の霧島。
13勝2敗での優勝となった。
これで来年初場所での優勝で新横綱の誕生となる。
先場所の結果があまり良くなかった中だけに、今場所での優勝は素晴らしい。
一方で今場所に綱取りがかかっていた貴景勝は勝ち越しはしたが、二桁白星にも届かない結果になった。
モンゴル出身の横綱ばかりが続く状況の中、次の横綱もそうなる可能性が高い。
8日目から出場した朝乃山。
出場後の取組は4勝4敗の五分。
結局全取組の内で、平幕戦は正代とのものだけで、残りは全て三役との取組。
元大関とはいえ、現時点での格上力士との取り組みでの星取り五分は健闘したと個人的には考える。
横綱まで上り詰める可能性は極めて低いが、せめて三役復帰を果たして欲しい。
今年の大相撲はおしまい。

DMARCのruaレポート

自分で運用しているVPSのメールは、spf、dkimを設定した上でDMARCを設定している。
DNSへのレコードでruaレポートを送信してくれるように記述している。
今まではruaレポートのメールを受信したことがなかったのだが、最近毎日届くようになった。
イマイチ、使い方に自信が持てないのだが、自分が送信したメールが、DMARCチェックしているドメインでチャンと受信してもらえたかとか、spfやdkimが正しいもので送れているかなどがXMLファイルで届く。
メールの送信元は自分のドメインのものだけが、レポートされるのだと思っていたのどが、google、amazon、microsoftからruaレポートが届く。
そんなところにメールなど送った記憶はないのだが、折角送られてきたので、xmlを覗いてみた。
不可解だったのは、googleからのもので、自分のドメインでないものがレポートされてきていて、spfとかdkimがエラーになっている。
具体的にはkoei-ec.jpなので、コーエーの販売サイトだろうかと思い、アクセスしてみると、いきなりpleskのログイン画面が表示された。
pleskとはサーバー管理ツールでクラウドのvpsの管理ツールとして使われる。
自分のdnsの設定にはそんなドメインもIPも設定していないのだが、koei-ec.jpを送信元として自分のドメインのメールサーバからメールが送信されたということだとしたら恐ろしいことだ。

費用低減を勘違いするクライアント

たまに、設計書は不要なのでその分の開発費を下げてくれと言うクライアントがいる。
開発側から乱暴な言い方をすれば、設計書が無いのだから、システムがどのような動きをしても構わないということだ。
もちろん打合せ時にはこういう仕様で作って欲しいというリクエストはあるが、エラー動作や使用上の制限についてまで口頭の打合せでは決めきれない部分も多い。
設計書を作らないということは、打合せで決めたことだけを実装する。
打合せで決まったこと以外のテストはやらない。
決めたこと以外について、どんな動きをしようが問題ないという暗黙の合意というか覚悟が無ければ設計書が不要などとは言ってはいけないし、決めたことが何なのか極めて曖昧なのだからどこからが不具合なのかはっきりしない。
つまり、品質が何に基づくものか基準が無いのだから、やれ瑕疵だとか騒がれても何それ?となる。
仮にプログラムが異常終了したとしても、それが正常な使い方をしていない結果ならば、あくまでも使い方の問題であり、そんな使い方をされても終了せずにエラーメッセージを出してほしいのならそれを仕様として決めなければいけない。
それと、勝手にいくら位ですよねと見積金額を言ってくるクライアントもいる。
とてもその金額では受けられないと考えた場合にその仕事は受けないことになる。
具体的に発注したい金額を提示するのであればその金額で受けてくれるベンダーがいるということなのだと考えて、じゃあそちらに仕事を依頼してください。となる。
初期開発で見積の半値で受けさせたあげく、保守契約もせず、何年も経って改修を依頼してくるクライアントがいたりする。
そのクライアント達は開発費を低減できたと考えているのかも知れないが、結局初期開発の状態のシステムからの改修は他のベンダーにかなり高い金額で発注せざるを得なくなるのがオチだ。