そもそもリスキリングとは何で、なんのために必要なのかがとても曖昧だと感じている。
新たな職種や変革する環境への対応のための技術習得のことで、生産性を高めるためにリスキリングは必要とされている。
リスキリングしなかったらどうなるのか?
社会的生産性は肉体的な劣化に合わせて低下し、極端なはなしその人は不要と判断される。
だから、仕事は属人化の解消は進まない。
それでは、仕事が属人化しなくなったらどうなるのか。
企業は生産性が低下した人材を切り捨てることができるようになる。
一方で、リスキリングできる人間はどうなるのか。
新しいことへの順応性がどれだけ高くても、どこかの企業が認めて転職できなければ全くリスキリングは活かされない。
転職エージェント会社がそれを解決するようなCMが多く流れているが、エージェント会社は学歴や年齢を完全に判定基準としない斡旋を行うことなどできるのだろうか。
地元自民党
地元の話。
衆議院選挙を控えて現職議員を推薦するか揉めて、予備選挙の実施という話も出たが、結局は党員アンケートを行うことになった。
パーティ券のキャッシュバックを受け取っていた議員として名前が公表された後、個人からの寄付になるとされる会費だけを受け取る励ます会も問題となったのは随分前の話。
それが今になって候補として不適切でないかという意見が県連から出たのは、何だかマッチポンプ臭い。
そうこうしているうちに、アンケートすら実施を取りやめて、推薦候補とすることを決定した。
党推薦候補とするのは問題ない。
だが、地元県民は少なくとも国会議員に関しては自民候補イコール地元選出議員というイメージを強く持っているし、恐らく自民以外から魅力的な対立候補が擁立できない可能性が高い。
自民県連も裏金議員に対して、遺憾であるというポーズを見せたいし、裏金議員当人も推薦候補となることで半分禊ができたと考える。
あまり使いたくない言葉だが、県民は自分たちの民度が高いか低いかどちらと考えるだろう。
日本のリンゴ南限
埼玉県の蕨が南限らしい。
地元でも果実農業としてのリンゴ栽培は行われているが、蕨よりも北なのだろうか。
気になったら調べられるものは調べる。
北緯はそれぞれ高岡市が37’36、蕨市が35’49。
緯度は赤道が0なので、高岡市の方が北になる。
蕨市のリンゴ栽培品種は秋ではなく、6−7月に収穫期を迎える品種で夏の暑さが果実の充実期に影響を与えないようなものらしい。
南北に長い日本では色々な農産物が南限と呼ばれる制限で作ることができなくなっていく。
農業は作るものを変えていけば良いという単純なものではない。
ノウハウがあり、育成過程でのタイミングに応じた作業を行わなければ、収量も品質も十分なものはできない。
世界一の種苗技術を持つ企業が日本にはある。
果樹については、それ自体が収穫できるまでに数年を要する。
まさに日本の食卓が変わっていかざるを得なくなる。
過渡期においては飼料作物を食べ方を工夫して人間が食べざるを得ない時期も来る可能性はある。
AIのために発電量を3割増やす時代はもうすぐそこ。
どう考えても、温暖化ガス排出量は増えるこそすれ減少することはありえない。
政党政治
富山一区の国会議員が年内に行われる衆議院選挙での自民県連の推薦がすんなり決まらないことになった。
当の議員は裏金議員とされる人物で、当人は収支報告書の記載ミスだというスタンスなのだろうが、世間はそうは見ていない。
世間どころか、自民県連ですらそう見ていない人がいることが判明した。
もしも、県連が別候補を推薦することになり、裏金議員も立候補すると、自民党の公認はどうなるのか。
県連の推薦候補を無視して、裏金議員を公認候補とするかも知れないが、そうなると完全に自民党は地方自治を軽視しているととらえかねられない。
結局、民意は無視されて裏金議員が推薦候補、公認候補となるのだろうが、白けるね。
生成AI
こんな仕事をしていながら、ブログであまり触れてこなかった。
今時点では、生成AIで何ができて、どのように効率化を図るかということばかりが騒がれている気がする。
そもそも、生成AIはぽっと出てきたたまたま見つかった技術ではない。
設計した技術者たちがいて、どんなことができるようにするか考え抜いた結果が今のそれなだけだ。
少なくとも日本はどんなことができる生成AIを作るのかを考えなければいけないのだが、かなりハードルは高い。
少し前のBIGデータの蓄積と管理すらきちんとしたものができているのかどうか怪しいのだから、蓄積されたデータの特性と利用方法を紐付けするに至るには、気の遠くなるような時間がかかる。
せいぜいできたことは、ネットモールの顧客情報と販売データ、検索データを蓄積する仕組くらいなのではないだろうか。
膨大なデータを維持するためのインフラ費用と効果だけを考えて、データの取捨選択を行った可能性は高い。
だが、日本人は統計データから製品を作ることが苦手な訳では無い。
ウォシュレットのノズルの位置や噴出角度や強さは統計から設計したのだ。
世界中のどこにもそんなことを考えたメーカーは存在しなかった。
今こそ踏ん張るタイミングなのだけどな。
たまにはいいこと書くじゃないか
日経クロステックのメルマガでなぜプログラミングを開発と呼ぶのかという記事が書かれていた。
ソフトウェアを生産物として捉えるならばプログラミングは開発ではなく、製造だ。
ただし、この記事が100%正しい訳ではなく、プログラミング工程のことを製造と呼ぶ企業も少なからず存在する。
だが、プログラミング工程を開発と呼ぶ企業も存在するのは確かだ。
その記事では設計、開発、テストとするのがIT企業であり、この工程は他の業界からはとても違和感を感じるとされていた。
設計、開発、製造、テストが普通だろうということらしい。
では、ソフトウェア製品の開発においてどの工程が具体的に当てはまるのか。
設計は要件定義が該当するだろうか。
開発は基本設計、機能設計、詳細設計が該当するだろうか。
製造がプログラミングに該当すると言えよう。
モノを作る企業では、開発が肝心で製造とテストを誰がやってもできるようにする事かもしれない。
ソフトウェアにおいては、どれだけ詳細な設計書があったところで、プログラミングは誰にでもできるわけではない。
とはいえ、いずれAIが詳細設計からプログラムコードを作れるようになるのは間違いないと考えていて、そうするのが日本のITが世界の覇権を握ることのできる可能性の一つだと思うのだ。
ちょこざいな詐欺メール
詐欺メールが届くメールアカウントにはまともなメールも届くことがあるのでアカウント削除はしていない。
詐欺メールかどうかは、メール内のクリッカブルなURLと送ってきたアカウントを目で比較している。
ヤマト運輸なのに、メール内のリンクが楽天市場ぽいものになっていた。
このアドレスがなかなか巧妙で、サブドメインの部分に楽天市場のURLを書いている。
IT技術の先進国でない日本をターゲットに、(IT技術という言葉は情報技術技術となるので適切ではないが、IT普及は先進国だが技術的には先進国でないと言う意味)もはや技術的に日本を超えているだろう中国が本気で何かを仕掛けてきたら、情報戦争で日本がズタズタにされるのではないかととても心配なのは、私だけだろうか。
wifiのsn比
信号とノイズの出力差分がwifiのsn比。
fire tv stickで回線速度を計測すると、詳細情報でこれが確認できる。
この値が低いと、sn比は低速と判断される。
シグナルもノイズも高速だと表示されていても、だ。
fire tv stickにルーターを近付けると、sn比は大きく改善したが、回線速度は酷く低下してしまった。
これでは本末転倒だ。
今のところ再生中に画像が止まったり、カクカクしたりはしていないのでこのままでも良いのだが、せっかくwifi6対応ルーターに変更したのに、性能が期待したほどでないのはテンションが下がる。
fire tv stickに近づけるために、avアンプの上にルーターを設置したら、5gのssidが見えなくなった。
アンプの熱で暴走したのかも知れないと考えて、元の位置に戻した。
再度速度測定すると、何故かsn比も以前より良くなって、低速ではなく、普通と表示されるようになった。
ネットギアのルーターが素晴らしいなんてのは、勝手な思い込みかもしれない。
脆弱なインフラ
近年の自然災害で生活インフラの機能停止が多く起こっている。
水道、電気、ガスがライフラインと呼ばれるが、飲料水確保の優先度が最も高い。
下水道ももちろん重要だが、上水道が停止すると給水車がまず確保されて避難所での配給が始まる。
上水道が整備されたのはかなり古いので、各地でも配管の老朽化が進み、配管の交換が進められているところも多いはずだ。
だが、老朽化してきているとはいえまだ機能しているインフラに対する工事というのはよく言えば計画的、悪く言えば優先度が低くなる。
特に鉄配管などは地中での腐食も進み、強度が低下しているため大きな地震が起きると破断してしまう。
新しい水道管ならば大丈夫かというと、やはり破断してしまう可能性はあるが、災害発生時に最も脆く必要性の高いのは水道インフラだろう。
2024年元旦の能登地震の被災地では未だに水道が使えないところもある。
公共の水道管の復旧が完了していても、自宅配管の修理がなかなか進まないからだ。
行政の言葉で言えば、公助はできていて後は自助の範囲ということだろう。
残念ながら、日本の自治体の中で自助にまで踏み込んでフォローできそうなのは東京都しかないと思っている。
それ以外では圧倒的に金が無いのだ。
これは脆弱なインフラを本気でどうにかしようとする場合にも当てはまる。
地方創生など政治家の票集めのための世迷い言にすぎない。
大阪ガスの温暖化対策素材
まず、地球の温度が上昇し続けないのか。
熱は赤外線を放出することで、そのエネルギーを失い相対的にそのものの温度が下がる。
地球は太陽からの光に含まれる赤外線で温められる。
エネルギー保存の法則があるので、エネルギーは熱として使われたり、運動として使われたりする。
理論上質量はエネルギーに換算できるので、エネルギー保存の法則に従うならばエネルギーは質量にも変換できると思う。
太陽光発電にしろ、風力発電にしろ全て太陽エネルギーを間接的に電気として使う。
赤外線はその波長よりも大きなものにぶつかればその温度を上昇させることにエネルギーが使われる。
大阪ガスの素材も空気のきれいな環境ならば効率よく宇宙空間に赤外線を放出できるが、そうでなければ地球上の何かが温められる。
何だ、それじゃ温暖化解消に劇的な有効手段ではないじゃないかと思われたらそれは早計だ。
曇りの日には地表は太陽光ではあまり温められない。
雲が蓄える熱も勿論あるが、雲自体も温められた熱を赤外線として幾分かは放出する。
放出される方向は360°だと考えると、地表に向けても宇宙空間に向けても熱量は逃される。
つまり、生活圏に届く熱は雲がない状態に比べれば少ないのだから、大阪ガスの新素材が宇宙空間に放出する熱量が少なくても問題ない。
大阪ガスの発想は二酸化炭素を出さないことが主目的でない、温暖化対策の代表になると良い。